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北海道庁赤レンガ庁舎において林木育種推進北海道地区協議会を開催しました。
この中で、育種事業の平成22年度の実施結果と平成23年度の計画を報告すると共に、平成23年度に育種場が取り組んでいる事業・研究の概要について説明しました。また、北海道立総合研究機構林業試験場から研究の概要が説明されました。
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林野庁挨拶 | 北海道育種場挨拶 | 会場の様子 |
第1回の北海道地区高速育種運営会議を林木育種推進北海道地区協議会の前段に開催しました。
この会議は、各育種基本区において次世代精英樹種苗の早期普及促進に向けての検討を行う会議です。現在は、精英樹同士の交配で得たF1を対象として成長が格段に優れた第2世代精英樹の選抜が進んでいますが、さらに第3世代へ向けた取り組みが急がれています。
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議長を務める北海道育種場長の挨拶 | 林木育種センターからの説明 |
7月13日、江別市立中央中学校の1年生7名が総合的な学習の時間に「江別・再発見」をテーマに当場を訪れました。
この学習に当たり、生徒達からは事前に当場の業務や北海道特有の樹木等について学びたい内容や質問事項が寄せられていて、案内した職員に積極的に質問していました。
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当場の概要の説明を受ける生徒達 | 遺伝資源保存園で北海道の樹木の説明 | 案内した職員に質問する生徒達 |
7月9日に森林総合研究所北海道支所と共催の一般公開を行いました。
内容は「森林講座」、「実験林エコツアー」のほか今年初めて「草木染め体験」を行いました。「さし木体験」コーナーは当場が中心となり担当しました。
当日は、天気も良く、約380名程の来場者がありました。どのコーナーも人気があり、人数制限のあるコーナーでは事前の受付をしましたが、参加できなかった方は「これからは早く来て受付をします。」と大変残念がっていました。
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次々と訪れる来所者 | アオダモの「さし木体験」コーナー | 大人も楽しむ丸太切り |
5月27日、北海道大学農学部森林学科3年生32名が、繁殖遺伝学の講義の一環として来場されました。
午前中には講義、午後からはカラマツとアカエゾマツの花を使った実習が行われました。学生たちも普段はなかなか触れることのない樹木の花を興味深そうに観察するなど、知見を深めていました。
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遺伝率の講義 | カラマツ雑種「北のパイオニア1号」の説明 | カラマツの着花調査 |
今年は雨紛採種園で近年見られないほど沢山の雌花と雄花がつきました。北海道では、カラマツとグイマツ雑種F1種子の在庫が約1年分しかない危機的状態の中で、この採種園から沢山の育種種子が採取できれば、需要量が多いカラマツやグイマツ雑種F1種子の供給不足に大きく貢献できるだけでなく、遺伝的に優れた育種種子を生産することができます。
また、マイマイガの卵塊も少なかったため、充実した育種種子が多く採取できると思われます。
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緑色に見える芽は葉芽ではなくすべて雌花。 | 黄色く見える丸い芽は全て雄花。3年以上の短枝には雄花と雌花が葉芽以上に沢山ついている。 | 赤く見えるのは全て雌花。 |
昨年、環状剥皮による着花促進を試みた上川中部森林管理署の雨紛カラマツ採種園(グイマツ雑種F1)で、次に計画している受光伐に向け、伐採前の樹高と胸高直径を調査しました。
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雨紛採種園 | 胸高直径測定 | 樹高測定 |
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