ホーム > 業務紹介 > 活動報告 > トピックス 平成19年度 > 平成19年度林木育種推進九州地区協議会に出席
更新日:2014年7月14日
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林野庁主催の「平成19年度林木育種推進九州地区協議会」が平成19年7月10日・11日の両日にわたり佐賀県にて開催されました。
1日目は唐津市の「佐賀県林業試験場唐津総合庁舎大会議室」で開催され、出席者は主催者の林野庁や森林総合研究所林木育種センター、事務局担当の九州育種場、九州森林管理局、九州各県の林木育種事業担当者、九州大学等16の機関から50人の担当者が集まり、九州育種基本区における林木育種事業の普及、前年度の林木育種事業の成果報告、提案・要望事項などを話し合いました。
まず、林野庁から「林木育種戦略」についての大まかな説明がありました。
その後林木育種センターから「林木育種推進計画」の訂正について説明を行いました。
次に、育種課長が九州育種場における平成19年度の主な育種事業について、花粉の少ないスギ・ヒノキの開発、二酸化炭素吸収・固定能力の高いスギ品種の開発、マツノザイセンチュウ抵抗性第二世代品種の選抜・検定手法の開発等を実施していくことを説明しました。
また、遺伝資源管理課長が、絶滅危惧種のハナガガシ、育種素材としてイスノキ等の穂木、スギ・ヒノキ精英樹等の種子・花粉を収集することを説明しました。
その後は九州8県の林木育種事業担当者から平成19年度の育種事業・研究重点事項について説明を行いました。
その後、九州育種場が花粉の少ないヒノキ個体の選抜(新品種の公表)等についての説明を行い、九州大学が「マツノザイセンチュウ抵抗性マツの育種の方向性」についてプレゼンテーションを行いました。
その後、各機関からの提案要望事項を協議し、九州育種場がモデル展示林の整備についての説明を行い、1日目の日程を終了しました。
翌日は同市内の「虹ノ松原」にて現地検討会を開催しました。
まず佐賀森林管理署の業務課長が虹の松原国有林の概要について、その歴史や薬剤空中散布等の管理状況について説明しました。
その後、九州育種場が松原内に設置した試験地に移動し、マツノザイセンチュウ抵抗性品種試験地の概要説明を行いました。
最後に、参加者による質疑を行った後、解散となりました。
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会議会場での協議 | 佐賀森林管理署の説明 | ||||
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虹の松原七不思議研究会の説明 | 九州育種場試験地での説明 |
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