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更新日:2014年6月12日

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平成19年度苗畑コンクール二次合同審査に出席

山林苗畑を対象にした全国山林苗畑品評会、いわゆる「苗畑コンクール」の平成19年度九州地区2次審査が12月から来年1月にかけて行われます。

このコンクールは全国山林種苗協同組合連合会が主催となって毎年開催されています。

毎年、九州地区では沖縄県を除く7県を対象に出品予定の苗畑で1次審査が行われ、主たる協力機関である九州森林管理局へ1次審査報告が品評会事務局から提出されました。

九州森林管理局ではそれを受けて、森林総合研究所九州支所及び森林総合研究所林木育種センター九州育種場とともに2次審査を実施することとなります。
今年度の九州地区2次審査は、12月4日に九州森林管理局で審査に関する打ち合わせ会議が行われ、その中で審査基準の水準を合わせることを確認して、熊本県内から出品されている苗畑において3機関の合同審査を行うこととなりました。

平成19年12月21日、熊本県球磨郡相良村の出品苗畑にて3機関合同の審査を行いました。

現地では次の4つの審査項目について調査を行い、調査後に合同審査による採点基準を確認し、最後に審査長による全体的な講評を受けて合同審査を終了しました。
この後、審査各機関が担当する出品苗畑での審査を行うことになります。

-調査内容-
(1)各機関10本ずつ苗木の苗高・根元径を測定する。
(2)出品者から苗木3本を掘り取っていただき、苗木全体の写真を撮影する(掲載写真を参照)。
(3)堀り取った苗木のうち1本について、地上部と地下部を切り分けてそれぞれの重量を量り、TR率を算出する。
(4)苗木生産に関する状況等について、各審査員が聞き取り調査を行う。

今回の2次審査では、九州育種場は佐賀県および鹿児島県からの出品苗畑を担当することとなり、1月中に両県での出品苗畑において2次審査を行い、審査結果を九州森林管理局へ報告する予定です。

九州各地で審査された苗畑のうち、上位入選の苗畑は全国山林苗畑品評会第三次審査に推薦されることになっています。
佐賀県および鹿児島県での調査については、後日ご報告いたします。

 

20071221_苗畑合同審査_苗長 20071221_苗畑合同審査_根元径
苗長の測定 根元径の測定
20071221_苗畑合同審査_代表的な苗 20071221_苗畑合同審査_地上部 20071221_苗畑合同審査_地下部
代表的な苗木の写真撮影 苗木地上部の重量測定 苗木地下部の重量測定