ホーム > 業務紹介 > 活動報告 > トピックス  平成20年度 > 荒尾市指定天然記念物「トキワマンサク」の収集を実施

更新日:2013年6月12日

ここから本文です。

荒尾市指定天然記念物「トキワマンサク」の収集を実施

トキワマンサクは、荒尾市指定天然記念物及び熊本県の希少野生動植物に指定されているほか、熊本県レッドリスト絶滅危惧1.A類、環境省レッドデータブックの絶滅危惧1.B類にも指定されています。

マンサク科トキワマンサク属の常緑小高木で、台湾・中国南部・インドなどに天然分布しています。

日本では先に紹介した熊本県荒尾市のほか静岡県湖西市、三重県伊勢市が自生地として知られており、開花時期は4月から5月にかけてで、細長い4本の花びらの花を咲かせます。 

荒尾市教育委員会から、九州育種場が実施している「林木遺伝子銀行110番」に増殖の依頼があり、6月26日、同地で収集を実施しました。

収集したトキワマンサクの穂木は当場においてさし木増殖し、数年後に荒尾市へ里帰りを予定しています。

 20080626_トキワマンサク_花  20080626_トキワマンサク_看板
 トキワマンサクの開花(4月中旬) トキワマンサク保護区の看板 
 20080626_トキワマンサク_採穂  20080626_トキワマンサク_さし木
トキワマンサクの採穂 さし木増殖中のトキワマンサク