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更新日:2013年6月12日
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「平成20年度林木育種推進九州地区協議会(林野庁主催)」が平成20年7月3日(木曜日)・4日(金曜日)の両日にわたり熊本県にて開催されました。
1日目は熊本県庁で開催され、出席者は主催者の林野庁や九州森林管理局、九州各県の林木育種事業担当者、九州苗連協議会熊本県樹苗協同組合、森林総合研究所林木育種センター、九州育種場等15の機関・団体等から47人が出席しました。
まず、林野庁から花粉発生源対策の推進のための「ミニチュア採種園等緊急整備事業」について説明がありました。
次に、九州育種場から平成20年度の育種事業の重点事項を説明し、育種事業・研究においてはマツノザイセンチュウ抵抗性の第二世代品種、成長・形質に優れたスギ・ヒノキの次世代品種の開発を進めることを説明しました。
また、遺伝資源関係では、林木遺伝資源の収集・保存事業について、森の巨人指定のコウヤマキ及び絶滅危惧種のトキワマンサクを探索・収集し、スギ・ヒノキ精英樹等の種子・花粉を収集することを説明しました。
林木育種の推進に関する事項として育種種苗の生産と普及、新品種の種苗の配布、精英樹特性表の作成、検定林調査の考え方および花粉の少ないスギ・ヒノキの普及促進について説明を行い、これらに関する討議を行いました。
その後、九州8県の林木育種事業担当者から、平成20年度の九州地区各機関の育種事業・研究重点事項について説明を行いました。
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九州育種場長の挨拶 | 会議の様子 |
翌日は、同市内の金峰山近くにある九州森林管理局と九州育種場が合同で設定したスギ無下刈り試験地にて現地検討会を開催しました。
この試験地は、無下刈りまたはそれに近い条件でも生育可能なスギ品種を選抜することを目的としたものです。
そのような品種を活用すれば、大幅に育林コストを下げることができます。
当場の育種研究室長が試験地の概要を説明し、参加者による質疑を行った後、現地解散となりました。
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試験地の説明 | 質疑・応答 |
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