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更新日:2013年6月11日

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精英樹等の種子まきつけを実施

育種集団林の設定及び新品種の開発等を目的とした苗木生産のため、スギ・ヒノキ・マツ種子のまきつけ(播種)を3月25日(水曜日)に実施しました。

スギ・ヒノキ・マツともに、通常は「バラまき」で播種を行っていますが、一部のマツについては「点まき」を行いました。

毎年、播種する種子が200家系を超えるため、事前に「播種明細表」を作成し、それを基にして「区画割り(家系ごとに播種場所の決定)」を行います。
また、種子は家系ごとに分けてガーゼに包み、播種の二日前に殺菌剤につけ込んで消毒・発芽促進を行い、前日には軽く脱水して陰干しを行います。

そして当日、決められた区画に種子の包みを配置してまきつけを行っていきますが、まきつけが終わった播種床から順次覆土を行って、最後に寒冷紗で日覆いをしたら一連の作業が終了となり、4月下旬頃の発芽(芽生え)を待つことになります。

無事に育って冬を越した稚苗(毛苗)は、新たな畑に床替されて1年後の出荷を待ちますが、一部の苗木は、つぎ木用の「台木」として利用されるため、もう一年据え置きします。

20090325_まきつけ_バラまき 20090325_まきつけ_点まき
「バラまき」によるスギ種子のまきつけ クギ板を用いて「点まき」用のマツ種子を植える穴を作成
20090325_まきつけ_土被せ 20090325_まきつけ_日覆い
まき付けした種子の上に土を被せる 寒冷紗(日覆い)設置後