ホーム > 業務紹介 > 活動報告 > トピックス  平成23年度 > 平成23年度林木育種推進九州地区協議会に出席

更新日:2013年6月10日

ここから本文です。

平成23年度林木育種推進九州地区協議会に出席

「平成23年度林木育種推進九州地区協議会」が7月14日(木曜日)・15日(金曜日)の両日にわたり宮崎県にて開催されました。

1日目は宮崎県庁6号館で開催され、林野庁や九州森林管理局、九州各県の林木育種事業担当者、九州苗連協議会、森林総合研究所林木育種センター、民間の林業会社等20の機関・団体等から63名が出席しました。 

まず、林野庁から「ミニチュア採種園等緊急整備事業」の説明、がありました。次に、林木育種センターから、「高速育種運営会議」、原種配布価格の引き上げについて、中期計画について説明がありました。
その後、平成23年度九州育種場の育種事業重点事項について説明し、引き続き、各県から育種事業・研究についての説明がありました。

最後に、各県からの提案要望事項について話し合いが行われました。採種園・採穂園の造成について、次代検定林の調査について、花粉の少ないスギについて、コンテナ苗についてなど多くの質問、意見が出さ活発な議論が行われました。 

 

 20110722_地区協_宮崎県 20110722_地区協_会議の様子 
宮崎県の挨拶 会議の様子

 

 

2日目は、現地視察を行いました。平成23年のテーマはコンテナ苗で、宮崎市田野町のコンテナ苗生産者とコンテナ苗植栽地を視察しました。

まず、コンテナ苗生産者の株式会社長倉樹苗園に行きました。代表取締役の長倉氏は平成21年に会社を設立し、九州では初めてコンテナ苗の栽培に着手するなど先進的な事業を展開しています。長倉氏からコンテナ苗の説明があり、参加者からは多くの質問出ました。

引き続き、コンテナ苗植栽地の宮崎森林管理署管内石坂国有林に行きました。ここでは、九州森林管理局と森林総合研究所九州支所との共同試験が行われており、九州森林管理局森林整備課から説明がありました。試験の目的はコンテナ苗の活着及び初期成長に及ぼす植栽時期の影響を明らかにすることとコンテナ苗と裸苗の初期成長を比較するとのことでした。

 

 

20110722_地区協_長倉樹苗園 20110722_地区協_国有林
(株)長倉樹苗園の説明 国有林内のコンテナ苗植栽地