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更新日:2013年6月10日

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マツノザイセンチュウ接種試験を実施

マツノザイセンチュウを人工的にマツに接種して、マツノザイセンチュウに対する抵抗性の強さを判定する試験を7月26日(火曜日)27日(水曜日)に実施しました。

マツノザイセンチュウに抵抗性を持つマツの種子から発芽した2年生の苗などにマツノザイセンチュウを接種しました。抵抗性を持たないマツは数ヶ月後には枯死してしまいます。

生き残った苗木がマツノザイセンチュウに抵抗性があると言えます。 
この試験によって、「交配家系を用いた、より病気に強い第二世代品種の開発」や「抵抗性マツの遺伝的多様性を確保するための新しい抵抗性マツの選抜」を行っています。
接種作業は、九州育種場の職員総出でマツの幹の地際の部分の皮をナイフで剥いでノコギリで傷つける人と、マイクロピペットでマツノザイセンチュウを傷口に接種する人の二人一組で行いました。
苗木にナイフで切り込みを入れ、ノコギリで傷をつけたあと、傷口にピペットでセンチュウを流し込むと、センチュウが苗に入っていきます。

 

 20110809_線虫_ノコギリ  20110809_線虫_ピペット
20110809_線虫_苗畑_1 20110809_線虫_苗畑_2