ホーム > 業務紹介 > 活動報告 > トピックス 平成26年度 > マツノザイセンチュウ接種試験を実施
更新日:2014年8月6日
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九州育種場では、平成26年7月23日(水曜日)と24日(木曜日)に、様々なクロマツ・アカマツの苗に、マツ材線虫病の病原体であるマツノザイセンチュウを人工的に接種して、各苗木の病気に対する抵抗力の高さを調べる試験を行いました。
これらの苗木は、抵抗性マツの採種園から集めた種を蒔き付け、その後1年4ヶ月ほど養苗したものです。
マツ材線虫病に対する抵抗力が低い苗はマツノザイセンチュウを接種すると枯損するため、抵抗力の高い苗木を選び出すことができます。
実際の作業は、ナイフとノコギリによって幹の地際部を傷つける人と、マイクロピペッターで一定量のセンチュウを接種する人がペアとなって行います。
当日は、場長以下全職員の他、九州育種場と共同で試験を行っている九州大学の方々の協力も得て接種を行い、予定の作業を終えることができました。
今後、さらに数回の試験を経て、抵抗力の高い苗木は抵抗性品種として申請されます。
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苗木の幹の地際部に傷をつけます | 線虫を流し込みます | 苗畑での接種作業の様子 |
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