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九州育種場では、国立大学法人宮崎大学農学部と令和6年8月に連携協定を締結しており、その一環として令和7年7月4日に大学院生5名と教授2名が来場されました。
午前中は、小会議室内において、まず九州育種場の沿革、組織体制、業務内容などについて説明した後、九州育種基本区での精英樹選抜育種事業に基づいた新品種の開発について、スギ精英樹やエリートツリーを例に説明しました。最後に、現在進行中の研究内容について概要説明を行い、大学院生それぞれから質疑を受けるなど活発な意見交換を行いました。
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資料を使った説明 |
説明後の質疑応答 |
午後からは実験室へ移動し、マツノザイセンチュウを顕微鏡で観察しました。
屋外では、無花粉スギ開発のための試験地、スギ特定母樹展示林、マツノザイセンチュウ接種試験を行う苗畑、県等へ配布するスギ原種苗木を育成中の温室、エアざし(土を使わずさし穂を発根させる手法)を行う温室等の見学を行いました。
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顕微鏡を用いたマツノザイセンチュウの観察 | 無花粉スギ開発の説明 | 温室内の見学 |
今後も同様の機会を設け、地域の林業・木材産業の発展や遺伝資源の保全ならびにこれを担う人材を育成するための連携を図っていきたいと思います。
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