橋として、特に木橋として良く知られている錦帯橋。その錦帯橋の架け替え工事が始まりました。平成13年度には中央の1橋が、平成14年には端からの2橋が、平成15年には残る2橋が順次架け替えられる予定です。
錦帯橋は山口県岩国市を流れる錦川に架かる5連の太鼓橋です。両端の橋には橋脚が付いていますが、中央の3つの橋は、南京玉簾のような構造から出来ており、優美な円弧を形作っています。
晩秋から冬の渇水期に合わせて行われる工事は3年にわたって行われますが、春から秋までの期間は勿論、工事期間中も橋を渡ることが出来ます。工事期間中は、普段では見れない橋の内部構造が露になるばかりでは無く、先人たちの知恵は勿論、現代の匠の心を込めた仕事ぶりが見られることでしょう。