屋根の有る橋 This content is Japanese page only. 2004/08/04撮影。2005/08/24作成。文責:軽部正彦

季節の話題

屋根の有る橋

2004年、北海道札幌市で行われた木材学会大会を抜け出して、岩見沢市にある「なかよし橋」を見に行った。

なかよし橋は、1980年代後半から架けられた数多くの近代木橋の中で、唯一の屋根付き橋である。

正確には、構造体に小屋根が付いている橋があるので、唯一は言い過ぎかもしれないが、日本で、それも近代木橋の屋根のある橋は珍しい。マジソン郡の橋で有名になった北米のカバードブリッジを始め、欧米には現役の屋根付き橋がある。日本にも愛媛県などをはじめ、各地に僅かながら屋根付き橋はあるが、なかなか馴染みがない

突然の雨降りに屋根付き橋に逃げ込み、屋根から川面に落ちる水滴を眺めながら雨宿りすると、時間の流れが「ちょっとだけ」緩やかになった気がする。


季節の話題の変遷 / 木橋を架ける時代から架け続ける時代へ
Masahiko KARUBE, Ph.D.
Laboratory of Engineered Timber and Joints
Department of Wood Engineering, FFPRI
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