伝統木造建築の構造特性実験の見学会について 財団法人文化財建造物保存技術協会 理事長 伊藤鄭爾 平成9年3月に、柱の傾斜復元力特性の実験に伴い伝統木造架構が持っている耐力性能の成果を一般の方々に知らしめるべく公開実験を行いました。実大実験を見学された方々から貴重なご意見を頂く事ができ大変ありがとうございました。 引き続き、本年は木造架構に組込まれた壁体の耐力性能を把握すべく、土塗り下地壁の強度・変形性状等の構造特性実験を実大規模で計画しました。伝統木造建築の復原設計して行く上で、壁体の工法の違いによる耐震性能の検討は不可欠な資料です。 つきましては、木造建築物に関係深い皆様に同実験をご覧いただき、ご意見を伺い、今後の参考にしたいと考えご案内申し上げる次第です。 1.日時 平成10年7月21日 午後1時30分から 2.場所 森林総合研究所 実験棟 茨城県稲敷郡茎崎町松の里1 TEL 0298-73-3211 3.日程 13:30 開会 経過・実験内容説明 14:00 実験(加力試験)見学 15:00 閉会 4.交通案内 常磐線牛久駅下車西口(上野駅から普通電車約一時間 片道930円) 森林総合研究所までタクシー(所要時間約10分 1300円程度) 注意事項 実験棟は測定装置など様々な機材がありますので、御足元には十分御注意下さい お願い 森林総合研究所へは、バス・タクシー等をご利用願います。駐車場の関係で自家用自動車での御来所はご遠慮下さい。