木材の良いところはたくさんあると良く言われますが、何が良いのでしょうか、
自然に形成された木目が、日本人的に美しく・安らぎを感ずるものである。
熱伝導率が低く、夏でも冬でも人が触って大きな刺激を受けない。
生物材料なので湿気(湿り気)をある程度吸収・放散するために、湿度調節機能がある。
建築材料として千年以上の歴史を持っており、他の建築構造材料の歴史とは比べ物にならない実績がある。
単位重量当たりの力学的性能(引張り・曲げ・圧縮)が他の材料に比べて優れている。
高温下や燃焼中の材料温度上昇に伴う剛性低下がない。火災時に、燃え尽きない状態や無酸素状態ならば、飴のように曲がることがない。
低温での脆性破壊、エネルギー吸収能の低下がない。
内装材等では、人の体との強度の差が少ないこともあって転倒時などに重大な怪我となることが少ない。
金属が腐食する環境下にあっても、木は腐らない場合が多い。腐食防止のメインテナンスも必要がない。
日本の建築物の居室は、裸足の文化である。玄関で靴を脱ぎ、床に寝転ぶこともあり、裸足で家中を歩き回る。小学校の木造校舎では、生徒が寝転び、鉄筋コンクリート造ではそのようなことは滅多にない、らしい。これは、床の肌触りと人に快適な硬さが違うためで、この点で木造建築は人に合った建築材料と考えられる。諸外国では外と同じであり、日本と同じ様に過ごすことは希である。
これからも検討を続けていかなければ行けないことですが、たとえば以下のようなものがあげられます。