(研究資料)

森林総合研究所本所構内及び第二樹木園に植栽した樹木一覧

(1978年〜1990年の記録)


                                    菊池秀夫,千島敏夫,岡本 守,東郷 力
はじめに

  林業試験場が東京都目黒区から茨城県稲敷郡茎崎村(当時)の現在地に昭和53年3月に移転した。そ の林業試験場が昭和60年10月に組織改編を行い森林総合研究所となって現在に至っている。移転してからすでに15年の歳月が経過し,移転 時に植栽した樹木もそれぞれ大きくなった。
 
構内樹木園は3.3haの面積で,国の内外の樹種が集められている。この指定された樹木園の区域外にも多くの樹種が配置され,各種の調 査,観察並びに試料採取の場となっている。研究者や見学者から「○○は,ありますか」,「○○を見せて下さい」との問い合わせや依頼 も多く,樹木目録の必要性を感じていた。また,近年,遺伝資源として動植物の野生種や原種の重要性が見直され,野生種や原種の探索が 地球規模で、行われている。植物を対象にしている各研究機関・大学・植物園などでは収集個体の保存・登録について検討がなされている。 林木でもすでに集めた個体についてのパスポートデータの作成が急がれている。・このような背景のもとに森林総合研究所でも,移転以来 集めてきた植物種についての記録を整理し,保存するとともに情報を提供することが重要となってきた。本表では移転に伴って入手した植 物種について記録したが,移植による傷み,あるいは,環境に適応できずに枯損した消失種についても記載することにした。

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−森林総合研究所研究報告−
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