用語解説
細胞増殖因子PSK
PSKは、名古屋大学で発見された植物ホルモン様の作用をする細胞増殖因子です。通常、植物の培養細胞は一定の細胞密度(培養液単位容積あたりの細胞数)以下では分裂・増殖しないが、このPSKを添加することで低い細胞密度でも増殖するようになる。また、一部の植物細胞では道管などの特定の方向性を持った細胞の分化にもPSKが効果を示す。
細胞増殖因子PSKの構造