プレスリリース
 

平成21年 4月27日

独立行政法人 森林総合研究所
 
森林総合研究所で一時預り保育を開始
 

ポイント
 ・ 森林総合研究所(つくば市および京都市)で一時預り保育が開始される
 ・ 保育施設の開設から1ヶ月で利用者が多数
 ・ 4月28日に保育室開設記念の行事を実施(関西支所および本所)

 
 
概要

  森林総合研究所は、本所と関西支所に所内保育室を開設し、一時預り保育を開始しました。開設を記念して、4月28日に関西支所において記念講話を行い、併せて保育室紹介を本所および関西支所をTV会議で結んで行います。
  森林総合研究所では、女性研究者支援モデル育成事業「応援します!家族責任を持つ女性研究者」(エンカレッジモデル)に平成19年度から取り組んでおり、男女共同参画の推進とワーク・ライフ・バランスを実現するための職場環境の整備を進めています。この度、職員の業務と家族責任との両立を支援するため、一時預り保育室を開設しました。

  予算:文部科学省科学技術振興調整費、女性研究者支援モデル育成事業
      「応援します!家族責任を持つ女性研究者」(H19〜21)

 
 
問い合わせ先など

 独立行政法人 森林総合研究所  理事長 鈴木 和夫
 推進責任者: 森林総合研究所 エンカレッジ推進担当理事  亀井 俊水
 研究担当者: 男女共同参画推進室長             金指 あや子
 広報担当者  : 森林総合研究所 企画部 研究情報科長  荒木 誠
  Tel:029-829-8130
  Fax:029-873-0844
森林総合研究所 関西支所 研究調整監  山田 文雄
  Tel:075-611-1201(代)
 
 
社会的背景と経緯

  独立行政法人森林総合研究所は、文部科学省科学技術振興調整費、女性研究者支援モデル育成事業に採択されています。「応援します!家族責任を持つ女性研究者」というテーマで、平成19年度からエンカレッジモデルとして男女共同参画の推進と、ワーク・ライフ・バランスの実現のための職場環境・研究環境の整備に取り組んできました。仕事か家庭かの二者択一ではなく、その両立を図り、それぞれの能力が存分に発揮される研究所の実現を目指すものです。この度、育児サポートの一環として、当研究所本所(つくば市)は2月27日、関西支所(京都市伏見区)は4月1日に一時預りを行う所内保育室を開設しました。

 
一時預り保育室の設置と利用状況

  利用対象者は当所職員(男女を問わず、非常勤職員、特別研究員も含む)の、生後3ヶ月から12歳までの乳幼児・児童(小学生)です 。通常は一般の保育所や学童保育に通っているが、休園日や病後、あるいは保護者の病気等により保育ができない場合に、一時的に利用できます。保育担当者はベビーシッター会社に派遣を依頼しています。
  どちらの保育室も、研究所内の試験用施設を利用しています。本所保育室の「どんぐりるーむ」という愛称にはすくすく育ってほしいという願いを込めています。関西支所保育室の愛称「すぎのこ」は、国産のスギ材を使った建物であることに由来します。保育所休園日や、乳幼児の体調不良および病後など、当初から既に多数の利用がありました。子育て中の職員は、業務上の責任を果たしながら子供への負担も軽減できるため、安心感が得られるようです。

 
今後の予定

  保育室の開設を記念して、エンカレッジ推進本部アドバイザーで、女性学のパイオニアとして著名な原ひろ子先生に、職員に向けてご講話いただき、併せて保育室の紹介を以下の要領で行うこととしました。
 

日 時: 平成21年4月28日(火)11:00〜
会 場: 森林総合研究所 関西支所
  (京都府京都市伏見区桃山町永井久太郎68番地)
プログラム:

1.理事長挨拶
2.原先生講話
3.保育室紹介
           1)本所「どんぐりるーむ」
           2)関西支所「すぎのこ」

URL: http://encr.ffpri.affrc.go.jp/
 
  本事業では、育児だけでなく介護も含めた全ての家族責任を持つ研究者への研究支援や、遠隔地間を結ぶテレビ会議システム導入による本支所間の遠距離出張の負担軽減等に取り組んできました。モデル育成事業が今年度に終了した後も、これらの取り組みを継続し、この事業を一つのステップとして、今後さらに女性研究者の活躍を促進し、男女共同参画社会の実現を目指します。
 
 
どんぐりるーむ (つくば市)
どんぐりるーむ外観
どんぐりるーむ室内
“どんぐりるーむ”の外観と室内
   
すぎのこ (京都市)
すぎのこ外観
すぎのこ室内
“すぎのこ”の外観と室内
 

 


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