適切に狙いを定めるには
森林総合研究所・北海道支所
 この野生生物観測では、野生動物の林道通過量を観測します。そのためには、適切な高さ・俯角で装置を設置する必要があります。
 YoyShotを利用した場合、高さ150cm、俯角37度を基準として感度が設定されています。高さは順守してください。
 俯角は、実践的な基準として、画角が路面全体を捉えるように、道路の長さ方向に垂直の向きで、路面の幅方向の中央を狙うことにしています。

浅すぎる俯角と深すぎる俯角

 狙いが的確でない場合がよく見られます。多いのが、俯角が浅すぎて路面手前が死角になっている場合です。逆もあります。
浅すぎる俯角 深すぎる俯角
狙いが浅すぎる例:路面手前が死角になっています。 狙いが深すぎる例:路面の奥が死角になっています。

狙いの確認法

 適切に狙いをつけるにはどうすればよいか。森林管理局石狩地域森林環境保全ふれあいセンターの志鎌睦さんが良いアイデアを出してくれました。
 設置した装置の前面に手持ちのデジカメを合わせて写真を撮ると、狙いが的確かどうかわかります。試してみてください。
狙いの確認法 良い俯角
手持ちのデジカメによる狙いの確認法(iPhoneの場合) 狙いが適切な例:路面の手前から奥まで画角に収まっています。