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奥羽増殖保存園においても東北育種場と同様に、「林木の新品種開発」、「林木遺伝資源の収集・保存」、「種苗(原種)の配布」の業務に必要な施設として、育種素材保存園・試験園・遺伝資源保存園・原種園といった事業用地等が整備されており、奥羽増殖保存園管理係によって運営・管理されています。
ここでは、主な事業用地とその役割についてご紹介します。
西部育種区内のスギ・アカマツ・クロマツ等の精英樹や気象害抵抗性個体、病虫害抵抗性個体等の育種素材を成体(樹木)で定植し、林木の新品種開発に活用しています。
スギ精英樹育種素材保存園
東北育種場で取り組んでいる様々な試験研究を進めるために設置されています。
雄性不稔(無花粉)スギ創出を目的とした試験園
西部育種区内で絶滅や枯損の危機に瀕しており、収集の緊急性が高い巨樹・銘木等の林木遺伝資源や新品種開発に必要な林木遺伝資源のクローンを増殖して保存しています。
また、定期的に林木遺伝資源の特性を調査・評価しています。
ミニチュア採種園は、従来の採種園と比べ種子生産までの期間が短く、小さい採種木で優良な種子を生産することが可能な品種の早期普及を目的とした採種園です。奥羽増殖保存園には、試験用として推奨品種や雪害抵抗性品種を用いたミニチュア採種園が造成されています。
スギ雪害抵抗性品種のミニチュア採種園 着花促進のためのジベレリン散布作業
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