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更新日:2022年7月13日

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岩手大学農学部森林科学科の学生実習を受け入れました

令和4年7月13日

岩手大学農学部森林科学科の学生34名が、令和4年6月2日(木曜日)に東北育種場へ来場し、ツツジ・テマリカンボクのさし木とスギ・カラマツのつぎ木の実習を行いました。

例年開催されている当実習ですが、昨年に続き新型コロナウイルス感染症予防のため室内での座学を中止し、感染対策を行った上で屋外実習のみを実施しました。

はじめに、場長よりあいさつと職員採用予定について、担当職員から「林木育種事業の概要」についての説明を行いました【写真1】。その後、学生を6つのグループに分けて、それぞれのグループに職員が1人ずつ付き実習を開始しました。さし木実習では、職員から実技を交えながらの説明を受けた後【写真2】、学生自らがツツジとテマリカンボクから枝を採り、一人2本ずつさし付けを行いました【写真3】。続いて、全員が集まりつぎ木の手順を学んだ後【写真4】、グループに分かれ担当する職員からさらに具体的な指導を受けながら、スギとカラマツのつぎ木を行いました。【写真5~6】

学生の皆さんにとっては初めての経験となりましたが、さし木においては「どの葉を残せばよいか」、つぎ木においては「つぎ穂と台木の形成層を合わせるには、どうすればよいか」など職員に質問しながら、真剣な表情で作業に集中して取り組んでいました。

林木育種センターおよび各育種場では、小・中学校、高校、大学等からの実習や見学を随時受け付けております。新型コロナウイルス感染症のため実施が困難な内容もございますが、お気軽にご連絡ください。

 

写真1林木育種事業の概要について説明 写真2さし木の穂木採穂について解説 写真3グループ毎に担当する職員がさし付け方法について指導
【写真1】林木育種事業の概要について説明 【写真2】さし木の穂木採穂について解説 【写真3】グループ毎に担当する職員がさし付け方法について指導
写真4つぎ木の実技指導 写真5グループ毎に担当する職員が、つぎ穂の作成を指導 写真6グループ毎に担当する職員が、つぎ穂と台木の活着について説明
【写真4】つぎ木の実技指導 【写真5】グループ毎に担当する職員が、つぎ穂の作成を指導 【写真6】グループ毎に担当する職員が、つぎ穂と台木の活着について説明

 

(東北育種場)

岩手大学農学部森林科学科の学生実習を受け入れました(PDF:862KB)

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