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更新日:2022年11月30日

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花粉発生源対策普及イベントで花粉症対策に資する品種について紹介しました

令和4年11月30日

令和4年11月1日(金)に一般社団法人全国林業改良普及協会の主催で花粉発生源対策普及イベントが長野県で開催され、森林総合研究所林木育種センターからも職員が講師として参加しました。

花粉発生源対策普及イベントは、花粉を飛散させるスギ・ヒノキ林を花粉の少ない森林へ転換させていくため、森林・林業関係者等に向けて花粉発生源対策に関する情報発信を行うことを目的としたイベントです。今回のイベントは参集形式での開催となり、当日は森林組合や林業団体、国・県・市職員など約50名が参加しました(写真)。

イベントでは、主催者挨拶に続き、3名の講師による講演が行われました。林野庁からは「林野庁が取り組む花粉発生源対策」というタイトルで花粉発生源対策のために林野庁が策定したスギ花粉発生源対策の「3本の斧」等の概要について紹介がありました。また、長野県林業総合センターからは「長野県における花粉発生源対策につながる歴史的展開」というタイトルで、採種園の整備状況や、雄花着花量が少なく、長野県が花粉発生源対策に資すると期待している在来品種「クマスギ」の特性等について講演がありました。森林総合研究所林木育種センターからは、「花粉症対策に資する品種の開発」というタイトルで、花粉症対策に資する品種とその種類(少花粉品種や無花粉品種、特定母樹)について紹介するとともに、花粉症対策に資する品種の普及に関する取り組みについて紹介しました。イベントの終盤では「花粉発生源対策全体に対する質疑応答」が行われ、花粉症対策に資する種苗の生産方法等について活発な意見交換が行われました。

(育種第一課)

会場の様子
写真 会場の様子

 

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