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更新日:2023年11月22日

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遺伝資源の探索収集の仕事~サワグルミの種取り~

令和5年11月22日

遺伝資源部では、「森林・林業に関するジーンバンク事業」の一環として、植えてから短い期間で木材が収穫できる成長の早い樹木や生薬などとしての利用が期待される樹木などを探索し、その種子や穂木(枝)を収集しています。収集された種子や穂木は、多様な遺伝資源として後代へ引き継ぐために保存しています。今回はこの業務の一例としてサワグルミの種子の収集について紹介します。

サワグルミは、湿度の高い場所を好む渓畔林の代表的な落葉高木です。その成長の早さに注目して積極的に収集を行っています。枝から房状に垂れ下がる軸についた種子は、藤の花のような見た目や食べることはできませんが断面を見ると食用のくるみの実によく似ていることから「フジグルミ」と呼ばれています(写真(1))。種子は枝を揺すると軸から外れて、くるくると回りながら落ちてきます。このため収集にあたっては、測桿(そっかん)鎌(写真(2):樹木の高さを測るための竿状の道具の先端に鎌をつけた道具)で枝を揺すり、地面に広げた不織布(写真(3))で落ちてきた種子を受け止め、収集します。

遺伝資源の収集では、種子の多様な「かたち」に関心を抱きつつ、各々の種子の特徴に合わせて採種用の道具などに工夫を凝らし、できる限り効率的な方法で業務を進めることができるよう取り組んでいます。

(遺伝資源部 探索収集課)

 

サワグルミ収集

(1)種子:房(左)、「フジグルミ」(右上:矢印)、断面(右下) (2)測桿鎌

(3)採種作業:測桿鎌で揺すり落とした種子を不織布で受けて収集します

 

遺伝資源の探索収集の仕事~サワグルミの種取り~(PDF:1,076KB)

 

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