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令和6年6月28日
例年、北海道育種場では4月下旬頃から保存園等の植え付けが始まります。北海道は広く、5月上旬頃になってようやく雪解けが終わり、中旬頃から植え付けされる場所があるなど、地域によって植栽時期が異なります。そのため、5月中旬頃に育種場から雪解けの遅い地域へ苗木を配布する頃には、苗木が開葉してしまうという課題がありました。開葉した苗木を植え付けると活着が悪くなるため苗木の根に保水剤を塗布し、対処していましたが、育種場から約300km離れた遠方まで運ぶこともあり保水剤の効果が切れてしまうことがあります。
このような中、開葉時期を遅らせ配布することが植え付け時の活着率の上昇に繋がるため、令和5年3月、育種場内に低温貯蔵施設(雪ムロ)を設置しました。施設内に雪を搬入し、苗木を一時的に貯蔵することで、開葉時期を遅らせた配布が可能となります。
令和6年3月から稼働し、3月中旬頃に原種苗畑から苗木を掘り取り、苗木を貯蔵するなど採種園の造成・改良の原種配布や林木遺伝子銀行110番の里帰り苗木についても活用しています。4月現在保存されている苗木からは芽吹きや開葉は見られませんが、今後は苗木の堀取・搬入時期についても検討していきたいと思います。
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| 雪の搬入(令和6年3月15日) | 苗木の根に雪をかけて貯蔵(令和6年3月27日) |
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| 貯蔵したカラマツの苗木(令和6年3月15日) | 貯蔵したトドマツの苗木(令和6年3月27日) |
(北海道育種場)
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