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令和7年2月21日(金曜日)、令和6年度林木育種成果発表会を開催しましたので、その概要をご紹介します。
今年度もオンラインでの開催とし、国、都道府県、民間企業や研究所等から、222名の方の申込みがありました。
発表会は、東京大学大学院農学生命科学研究科の岩田洋佳教授の特別講演、徳島県立農林水産総合技術支援センターの藤井栄専門研究員の特別報告に続いて、林木育種センター・森林バイオ研究センター・育種場の研究者から以下の発表を行いました。
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東京大学大学院農学生命科学研究科 |
「育林DX:データ駆動型育林システムの開発」 |
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徳島県立農林水産総合技術支援センター |
「徳島県の実生スギコンテナ苗安定供給に向けた取組」 |
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◯令和6年度の品種開発 育種部 育種第一課 育種調査役 大平 峰子 |
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◯気候変動適応のためのスギ耐乾性品種の開発 育種部 育種第一課 主任研究員 能勢 美峰 |
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◯クリーンラーチ採種園での球果採取適期の解明に向けた取組 北海道育種場 育種課 研究専門員 生方 正俊 |
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◯東北育種基本区におけるマツノザイセンチュウ抵抗性育種の取組 東北育種場 育種課 課長 井城 泰一 |
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◯ネイチャーポジティブの達成に向けた林木ジーンバンク事業での取組 ー絶滅危惧種オガサワラグワの保全研究ー 遺伝資源部 保存評価課 特性評価研究室 主任研究員 遠藤 圭太 (代理発表 保存評価課長 倉本哲嗣) |
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◯南西諸島におけるテリハボク育種研究の取組について 指導普及・海外協力部 西表熱帯林育種技術園 園長 三浦 真弘 |
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◯ゲノム編集技術を使い木質の形成を理解する 森林バイオ研究センター 森林バイオ研究室 主任研究員 高田 直樹 |
特別講演の岩田教授からは、カラマツを対象にデータ駆動型の育林システムを構築し、デジタルフェノタイピングを含む計測・モデル化手法を開発したこと、その結果、効率的なデータ収集・管理等が可能となり、計測技術と解析手法の統合によって新たな可能性が広がることについて発表がありました。
特別報告の藤井栄専門研究員からは、「花粉の少ない苗木」の安定供給体制構築に向けた、スギ採種園における最適な管理の模索や苗木生産者の育苗技術の向上を促すといった、徳島県における取組を紹介いただきました。
また、当センター研究者の発表概要は次のとおりです。
大平育種調査役から、令和6年度の品種開発について説明し、今年度は29品種を開発したこと、また、花粉症対策品種等については、スギにおいて関東育種基本区から初となる特定母樹から少花粉品種を開発したことについて発表を行いました。
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| 大平育種調査役「令和6年度の品種開発」 |
能勢主任研究員から、平成29年度からこれまでに各育種基本区から選抜されたスギ精英樹200系統以上の耐乾性乾燥試験と評価を行い、幅広い種内変異が存在することを明らかにしたこと、「気候変動適応性に優れた品種(耐乾性) 」の品種開発実施要領を策定したこと等について発表を行いました。
生方研究専門員から、種苗供給が高いクリーンラーチ(グイマツ雑種F1:特定母樹)の採種園において、これまでの調査で明らかとなってきた種子の成熟時期や散布時期の年次間差や地域間差について発表を行いました。
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生方研究専門員の |
井城育種課長から、マツノザイセンチュウ抵抗性品種の特性情報の調査結果や、東北各県と東北育種場が連携して取り組んでいる第二世代のマツノザイセンチュウ抵抗性品種の開発等について発表を行いました。
倉本保存評価課長から、失われつつある小笠原諸島の森林を元来の状態に復元するために、小笠原固有の絶滅危惧種であるオガサワラグワの保全研究に取り組んでおり、オガサワラグワの種子や花粉、培養体の凍結保存技術の開発について発表を行いました。
三浦園長から、成長・材質および着花性を改良目標としたテリハボクの育種の取組について発表を行いました。
髙田主任研究員から、ゲノム編集技術の活用によって明らかになった木質形成に関する知見と、新たな生物学的疑問について発表を行いました。
気候変動対策、花粉症発生源対策などについて、林木育種に対する社会的ニーズが益々高まってきています。今後も更なる広報活動に努め、より多くの皆様に当センターの研究成果をお届けできるよう取り組んでまいります。
来年度以降も皆様のご参加をお待ちしております。
本成果発表会の様子は「林木育種情報No.48(令和7年3月発行)」でもご紹介いたします。
(育種企画課)
令和6年度林木育種成果発表会を開催しました(PDF:775KB)
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