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令和8年7月23日
近年、林業でもUAV(Unmanned Aerial Vehicle:無人航空機)導入が進んでおり、特に、時間も労力もかかる樹高調査等の業務において、UAVの活用が期待されています。九州育種場でもUAV及びLiDAR装置(Light Detection and Ranging:レーザー光を用いて対象物までの距離や形状を高精度に測定する技術)を導入し(写真1)、業務の高精度化、効率化を今年度から取り組んでいます。
九州育種場ではこれまでも、設定後4年次までの若齢検定林の概況調査として、UAVを用いた空中写真撮影を実施してきました。若齢検定林ではUAVが操縦者の死角に入ることはありませんが、樹高が操縦者の目線の高さを超える10年次以降の検定林での飛行は、UAVが操縦者の死角に入る目視外飛行となることから、関連法令等の知識の習得及びUAV操縦技術の更なる向上が求められます。
そこで、育種場職員向けにUAVオペレーター育成講習会を6月から始めました。講習会は座学(3回)と実技(1人につき1時間×10時限)からなり、内容は「二等無人航空機操縦士」の「目視内飛行の限定変更」相当の内容としています。座学では、UAVに関する法令、飛行前の手続き、機体の点検・管理及びオルソ画像の作成等について学びます。また、実技では、「二等無人航空機操縦士」の実技試験を参考に、スクエア飛行や8の字飛行を行うこととしており、これまでに座学1回目を実施し、各自で実技を行っている状況です(写真2、3)。
花粉発生源対策や気候変動適応、病害虫対策など、林木育種に求められる社会的ニーズは多様化し、社会からの期待は高まっていますが、業務量の増加に伴い、研究成果が社会に還元されるまでには一定の期間がかかってしまうのが現状です。今後もUAV等の新しい技術を積極的に活用し、林木育種の短縮化・効率化に努めてまいりたいと考えています。
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| 写真1 昨年度に導入したUAV(右) | 写真2 講習(座学)の様子 | 写真3 講習(実技)の様子 |
(九州育種場)
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