更新日:2013年3月11日

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育種方法

集団選抜育種法

林木育種を進める上での基本となる育種法です。成長や材質、病虫害に対する抵抗性などの形質に優れた木を選び、その子孫の中からまた優れた木を選びます。このような選抜を代々繰り返すことによって改良を着実に進めていきます。

 

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   ●集団選抜育種法の進め方

 

交雑育種法

人工的に交雑を行うことにより、遺伝的な変異を生み出す育種方法を交雑育種法といいます。右の図はグイマツとカラマツ、カラマツとグイマツの種間交雑苗の成長が種内交雑苗よりも優れていることを示しています。また、グイマツとカラマツの交雑家系はエゾヤチネズミの食害に対する抵抗性がカラマツよりも高いという特長があります。

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●カラマツ類の種内及び種間交雑の苗木の平均的な成長
種内交雑苗(GG:グイマツ、LL:カラマツ、)
種間交雑苗(GL:グイマツ×カラマツ、LG:カラマツ×グイマツ)
 

 

 

お問い合わせ

所属課室:森林総合研究所林木育種センター育種企画課 

〒319-1301 茨城県日立市十王町伊師3809-1

電話番号:0294-39-7002

FAX番号:0294-39-7306

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