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北海道の主要造林樹種であるトドマツの着果には豊凶があり、毎年安定してたくさんの種子が採取できるわけではありません。育種種子の供給源である採種園の着果状況を把握し、苗木生産者等へ情報提供する取組を効率化することを目的に、UAVを用いて採種園に生育するトドマツを撮影し、その撮影画像から人工知能(AI)の一種である深層学習モデルを用いて球果を検出する技術を開発しました。
深層学習アルゴリズムの一つであるYou Only Look Once (YOLO) v4を利用し、トドマツの樹冠画像に着生する個々の球果を検出するモデルを開発した結果、88.5%の平均適合率が得られました。開発されたこの手法は、採種園の着果状況の判断に利用されています。
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