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更新日:2013年6月10日

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スギ第二世代精英樹候補木の針葉サンプリングを実施

九州育種基本区においては、平成25年度からスギ第二世代精英樹(エリートツリー)の原種配布が開始されます。それに向けて平成24年度は、これまで設定した育種集団林や遺伝試験林等検定林の調査データやFAKOPPを用いた材質調査、雄花の着花調査、発根調査などの結果をもとに、第二世代精英樹クローンの選定とそのクローン増殖を進めることとしています。

クローン増殖にあたっては、採穂木が系統的にきちんと正しい個体かを確認してから増殖作業に入ることが重要です。そこで、林木育種センター(茨城県日立市)が九州育種場で保有しているスギ第二世代精英樹候補木クローンのDNA分析をすることになりました。その分析する針葉サンプリングをこのほど九州育種場で実施しました。
DNAデータの収集は今後のスギ育種の次世代化にあたって、系統管理の精度を確保するための重要なデータとなります。

 20120627サンプリング_採取  20120627サンプリング_チューブ

約1,600個体からサンプルを採取

 採取したスギの新芽が入ったチューブ

 20120627サンプリング_保冷箱  

チューブの蓋には番号が書いてあり、
スギの個体と対応するようになっています