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更新日:2013年6月10日
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JICA(独立行政法人国際協力機構)の研修生が、7月24日~27日にかけて九州育種場で研修を受講されました。
今回研修を受講されたのは、ケニア共和国のケニア森林研究所の職員5名で、平成24年度からケニアで開始された「気候変動への適応のための乾燥地帯性育種プロジェクト」(以下プロジェクト)のメンバーです。また、コーディネーター兼通訳担当1名と、林木育種センター(日立市)職員1名が同行者として訪問されました。
24日~25日は九州育種場で、九州育種場の育種事業・研究についての講義、育種全般やプロジェクトの進め方等について議論、場内見学、及びマツノザイセンチュウ接種試験の実習を行いました。
また、25日にはケニア共和国の概要と、ケニアの林木育種について、育種場職員に紹介していただきました。
26日は、県内の天草地域森林組合を訪問し、マツノザイセンチュウ抵抗性クロマツの商用生産と100年以上のスギ採穂台木の視察を行いました。研修生は、民間が育種成果の普及を担っている様子や、品種を意識した苗木生産が古くから行われていることについて、理解を深めた様子でした。
27日は、熊本県林業研究指導所が造成し管理しているセンダン(学名:Melia azaderach)の試験地を視察しました。センダンは、プロジェクトの対象樹種の一つであるメリア(学名:Melia volkensii)と同属で施業方法などに多くの共通点があります。
今後のプロジェクト推進の参考となる情報を得ることができたのではないかと思います。
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育種研究室長による室内講義 |
九州育種場の場内視察 |
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マツノザイセンチュウ接種試験の実習 |
熊本県のセンダン試験地の視察 |
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