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更新日:2013年6月10日
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森林総合研究所林木育種センターが、毎年実施している次代検定林調査が9月から始まりました。九州育種場では、今年度18箇所の調査を予定しており、12月上旬にかけて行います。
林木育種事業では、周囲より格段に成長が良く、かつ形質も優れた林木を精英樹として選抜しています。
しかし、選抜された精英樹の性質は、遺伝的によるものか、環境条件によるものなのかはわかりません。遺伝的に優れたものかどうかを知るには、精英樹の子供を調査することによって確かめることができます。
この方法を次代検定といい、精英樹の子供の苗木を植栽した林分を次代検定林といいます。
精英樹選抜育種事業における次代検定は昭和44年度から開始し、現在まで数多くの次代検定林が設定され、精英樹系統の遺伝的特性と環境適応性についての調査が進められています。
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検定林の標識 |
調査の様子(左から、直径測定係、曲がり判定係、記録係) |
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樹高の低い木は測桿を用いる |
樹高の高い木はバーテックス(樹高測定器)を用いる |
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胸高直径は輪尺を用いる |
検定林によっては、材質調査も行う。 写真はファコップを用いたヤング率の推定。 |
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