日光の神橋 This content is Japanese page only. 2004/09/18撮影。2005/11/25作成。文責:軽部正彦

季節の話題

日光二荒山神社神橋

本年4月20日から特別公開されている日光二荒山神社神橋は、日本三奇橋の一つとも云われる。錦帯橋猿橋を合せて三奇橋となるわけだが、祖谷のかずら橋であったり宇奈月の愛本橋であったりと、数え方にはいろいろある。木造の橋自体が珍しいとも云える現代では、全ての木橋は奇橋の範疇かもしれない。

この「神橋」は、日光二荒山神社に属し世界遺産の一部となっている。8年をかけて改修された橋は、平成17年4月20日からの約1年間のみ、渡橋と仮設観覧台よりの下部構造見学ができる。その昔は一般人も渡ることが出来たが、神社に向かう神聖な橋を現代人が渡れるチャンスはめったに無い。下から覗くチャンスもこれを逃すと無さそうである。

とは言え、実際に渡ると言っても橋の本体表面に足を下ろせる訳ではなく、傷付かないように床板が重ねられ、その上を歩く。下から覗けると云っても、普通の人にはあまり面白くは無いかもしれない。でも、それは百聞は一見にしかず、行って見てみないと判らないことでもある。

ちなみに祖谷のかずら橋は、2006年1月5日から2月6日にかけて、架け替えのため通行止めになるそうである。橋好きには逃したくないチャンスである。


季節の話題の変遷 /日光二荒山神社 神橋 /修学旅行のための日光ガイド
Masahiko KARUBE, Ph.D.
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