森林環境部水土保全科,水資源保全研究室,水流出管理研究室
山地森林流域の流出機構を明らかにするため, 茨城県新治郡八郷町大字柴内字椚平に所在する筑波共同試験地内に筑波森林水文試 験流域が設置された。
試験流域には量水施設,林外雨量,林内雨量,土壌水分,地下水水位及び蒸発散 の各計測設備が配備された。計測データはテレメーターによって流域から伝送され, 森林総合研究所水文データ受信室において収録された。無線局の運用は1978年に始 まり1989年に終了した。
本資料は,設置されたテレメーターシステムの構成概要及びその問題点などを明 らかにし,テレメーターシステムを用いて収録された日雨量・日流出量とそれらに もとづく月・年雨量,月・年流出量及び年別水収支の結果について,その全資料 (1978年5月〜1987年12月)を掲載したものである。
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−森林総合研究所研究報告−
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