職員の著書:東北支所(東北地域関連)
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地域森林管理の長期持続性 ─欧州・日本の100年から読み解く未来─

- 編著者:志賀和人・山本伸幸(林業経営・政策研究領域)・早舩真智(林業経営・政策研究領域)・平野悠一郎(多摩森林科学園)
- 著者:石崎涼子(林業経営・政策研究領域)・田中亘(林業経営・政策研究領域)・御田成顕(東北支所)ほか
- 発行元:日本林業調査会(外部サイトへリンク)
- ISBN:978-4-88965-275-8
- 定価:本体価格4,000円+税
- 発行日:2023年9月15日
- 内容 :公有林、私有林の森林管理について、森林所有や利用・経営主体を明らかにしようとする数多くの実証研究がこれまでに行われてきた。本書では、これらの成果を踏まえ、日本の各地域と欧州(ドイツ、スイス、オーストリア、イギリス、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー)の30事例から、長期的で国際的な視点や地域多様性を踏まえた持続可能な森林管理に関する制度形成のあり方を探る。
環境Eco選書16 放射線と生き物(東北地域関連)

- 著者/編集:吉村真由美(関西支所 グループ長)
- 発行:北隆館(外部サイトへリンク)
- 定価:3000円+税
- 発行:2023年7月
- ISBN:9784832607668
- 内容:実はこの世界は無色透明・無味無臭の放射線に満たされています。そして放射線には私たちの生活にとって、良い作用と悪い作用があります。
【悪い放射線の例】
1.福島原発事故で流出した放射性物質による放射線
【良い放射線の例】
2.品種改良のための農業での利用
3.がん治療などのための医療での利用など
そもそも放射線とはいったいなんなのか…。本書では第一線で活躍する研究者が、この放射線の持つ二つの顔を様々な角度からより詳しく、一般の読者にもわかりやすく解説しました。
森林の放射線生態学(東北地域関連)

- 著者:橋本 昌司、小松 雅史
三浦 覚 執筆協力
- 発行:丸善出版(外部サイトへリンク)
- 定価:2,200円(税込)
- 発行:2021年3月
- ISBN:978-4-621-30601-7
- 内容:本書は、森林の放射能汚染研究の十年を総括するとともに、今後を担う大学生の教科書を念頭に置きつつ、森林林業関係者から広く一般の方にも手に取って参考にしていただけるように、森林の放射能汚染の全体像が丁寧に説明されています。
(本の袖より)2011年3月、福島県を中心に放射性セシウムが広く降り注いだ。汚染された地域の約7割を占める森林。私たちは汚染された森林とどう向き合っていけば良いのだろうか?
放射性セシウムの動き、森林とともに生きる人々が受けた影響、これまで取られた多様な対策、多くの資料をひもときわかりやすく解説する。最新の知見と放射線防護の考え方に基づきながら、福島の森を考える。
目次概要
第1章 放出された放射性物質
第2章 放射能汚染を理解するための基礎的な知識
第3章 森林の中での放射性セシウムの動き
第4章 森林生態系と放射能汚染
第5章 放射線防護と基準値
第6章 森林の放射能汚染が生活に及ぼす影響
第7章 福島の森林の今後
あとがき/引用文献/リンク集/索引
原発事故と福島の農業(東北地域関連)

- 編著:根本圭介
- 発行:東京大学出版会(外部サイトへリンク)
- 定価:3200円+税
- 発行年:2017年
- ISBN:978-4-13-063367-3
- 内容
2011年3月、農業王国「福島」を襲った原発事故。森林や農地に降下した放射性物質は多大な被害をもたらした。現場では何が起こったのか?現在の被害状況は?そして今後の課題とは?現地で研究を続けている執筆者が、稲作・果樹・林業・畜産・土壌のいまを語る。(出版会HPより)
震災の記憶が急速に風化しつつあることを憂えて、初期の復興支援の研究に焦点を当てて人々の記憶に残すことを企図した一般向けの書籍である。第3章林業では、森林組合の協力を得て行われてきた、きのこ原木林の研究などを通して、森林の放射能汚染と林業や里山への影響の実態、復興に向けた林業現場の苦悩を伝えている。
<主要目次>
はじめに(根本圭介)
第1章 稲作―伊達市小国でイネの放射線被害を追う(根本圭介)
第2章 果樹―中通り県北地域の果樹への影響と販売対策(高田大輔・小松知未)
第3章 林業―都路できのこ原木生産を再び(三浦覚*)
第4章 畜産―放射性核種の消失調査と開発(眞鍋昇)
補章 土壌―農協・生協・大学の協同組合間連携による主体的な放射能計測(石井秀樹)
おわりに(根本圭介)
*研究所職員
木のタネ検索図鑑

- 編著:小南 陽亮・田内 裕之・八木橋 勉* (*:当支所職員)
- 発行:文一総合出版(外部サイトへリンク)
- 定価:4,860円(本体4,500 + 8%税)
- 発行年:2016年8月8日
- ISBN:978-4-8299-7205-2
- A5版(210 x 148 x 14 mm)304ページ(オールカラー)
- 内容(発行社HPから)
- 森林の環境調査で採集される主なタネ約370種が検索できる!
- 森林調査の専門家が長年かかって作り上げた検索表で、親木から離れたタネの名前がわかる!
- バラエティに富んだ約370種のタネを拡大写真で掲載。森林や生態系の再生にとりくむうえで重要なタネの知識をこの1冊にまとめた。
- 埋土種子として地中にあった古いタネにも残る特徴を検索キーに使用
- 高精細印刷を採用。繊細な模様も鮮明に見える
- 分布域や来期など、識別の参考になる情報をまとめた
- タネの採集方法、採集したタ末を発芽させて調べる方法、どのように散布されるかの調査法などの解説も充実
- 種子を運ぶ生物との関係など、タネの生態を紹介
- 自然のカを利用した森林再生や生態系の修復にたずさわる方必携の1冊