「平成25年度森林総合研究所関西支所公開講演会」開催のご案内
更新日:2013年10月11日
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ポイント
・かつて柴刈りや炭焼きが行われていた里山の森を現代に甦らせる技術を提案します。
・11月29日(金曜日)、13時30分から龍谷大学アバンティ響都ホールで開催します。
かつて里山地域の雑木林では、薪や炭の生産が行われ落葉を肥料にするなど資源は余すところなく利用されていました。しかしガスなどの普及に伴い里山林からの関心は失われました。それからおよそ半世紀が過ぎ、里山林の木々は大きく成長しましたが、再生力が衰え、ナラ枯れが増加するなど新たな問題が生まれています。
一方ライフスタイルの多様化に伴い、化石燃料だけに頼らず薪や木質ペレットなどを生活に取り入れる動きが徐々に広がっています。また2011年の大震災を経て、里山の資源を活用した再生可能なバイオエネルギーに一段と注目が集まっています。
本講演会では、私たちが5年間にわたって行ってきた里山管理の社会実験の成果を通して、今日的な里山の使い方の一例をお示しします。
貴社におかれましては、本講演会の開催について、紙面、番組等で広くご案内いただくとともに、当日、ご参加いただければ幸いです。
【日 時】:平成25年11月29(金曜日)13時30分~ 16時30分(開場13時00分)
【場 所】:龍谷大学アバンティ響都ホール(JR京都駅八条口前アバンティビル9F)
【テーマ】:「里山管理を始めよう~持続的な利用のために~」
【プログラム】:
(講演)
1.里山に迫る現代的な問題~不安定化する里山林~
黒田慶子(神戸大学教授、森林総合研究所客員研究員)
2.里山林を若返らせる技術
大住克博(森林生態研究グループ主任研究員)
3.薪で始める里山利用
奥 敬一(森林資源管理研究グループ主任研究員)
(パネルディスカッション)
里山管理の社会実験の舞台となった地域の関係者とともに、今後の方向性について議論します。
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独立行政法人 森林総合研究所関西支所 支所長 吉永秀一郎 広報担当者:森林総合研究所関西支所 地域研究監 鳥居厚志 問い合わせ先:森林総合研究所関西支所 連絡調整室長 高橋公子 |
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