更新日:2016年1月29日

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産総研エンカレッジセミナー

テーマ:「講談に学ぶ印象に残る話し方講座」

 日時  2009年12月16日(水曜日)13時30分-15時00 分
 場所  産業技術総合研究所つくばセンター 共用講堂 大会議室 
 主催  ダイバーシティ・サポート・オフィス( DSO )事務局
参加者 金指 あや子、野村 千真

 

  参加報告

内容
このセミナーでは、講談師の神田紅さんをお招きして、印象に残る話し方についてご講演をいただきます。

  • 聞いてもらいたいという思いを高める
  • つかみと切れ場(まとめ)が大事
  • 聞き手の反応を見ながら合わせた対応をなど

参加報告
「企業秘密ですから、本当は教えたくないんです!」
神田さんの講演は、この一言から始まりました。とても明るく、よく通る声で挨拶をされた神田さんに冒頭から引き込まれてしまいました。今回参加したこのセミナーでは、声の出し方や話すときに意識すべきこと、どうすれば話を聞いてもらえるか、等、「人に話しかける」という毎日の生活に欠かすことのできないことに関するポイントが紹介されました。
まず、声を出す前に行った、舌や顔の体操。みなさん必死にやっていたのか、会場中に舌の鳴る音が響きわたっていました。日々の生活の中で、自分がいかに舌や表情を動かしていないかが分かりました。神田さんはきっと、日々こういったエクササイズを重ね、ツヤツヤなお肌や豊かな表情を生み出しているのでしょう。それが人の視線を引き付けるものの一つでもあるようです。その後、実際に講談に挑戦する機会もあり、普段なかなか出さないような大声を出すと気持ちもスッとしました。

今回、最後のポイントとしてまとめられたのが

  1. つかみ(まくら)を大切にする
  2. お客様の息づかい(反応)を感じる
  3. 最後に要点を3ポイントでまとめる
    と、見事3ポイントでまとめられ、何が話されていたのかがしっかりと印象に残る講座でした。

講座の内容もですが、話している神田さんを見ているだけでも参考になることがありました。お客さんからの質問を聞いている時にも、常にうなずいたり、微笑んだりといった反応をしていることや、「人から見られている」という状況に慣れていることからくるのであろう堂々とした立ち振る舞い、そういった全てがお客さんを引き込む要素に繋がっているようでした。
そして、「どうぞ聞いてくださいませ、お願いいたします」という気持ちで、心をこめてお話をされるそうです。こういった姿勢は、発表やプレゼンテーションのみではなく、日常の会話でも必要とされる姿勢なのではないかと感じました。
相手があって、初めて会話が成り立つ。自分自身を振り返ってみて、もっとそれを意識して話す必要があると思いました。

話のプロから伺った企業秘密、ちょっとした心遣いひとつで「みんなに話を聞いてもらえる」話し手になれるかもしれない、と、希望が持てました。

 

男女共同参画室 野村 千真 : 記


 

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