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慶応義塾大学第3回シンポジウム

テーマ:「慶応義塾としての男女共同参画への取り組み~女性研究者支援を超えて~」

 日時  2010年11月13日(土曜日)13時00分-17時00 分
 場所  慶応義塾大学日吉キャンパス
 主催  慶応義塾大学ワークライフバランス研究センター
参加者  高橋 公子

 

  参加報告

慶応義塾大学は、平成19-22年度文科省「女性研究者支援モデル育成」に採択され、「推進体制の整備」
「育児支援」「エンパワーメント支援」「研究推進・調査」の4つを柱として活動を推進し今回のシンポジウムにより、各キャンパスからの事業報告と、支援事業利用者のみならず支援事業協力者を一同に集めてのパネルディスカッションを行うにいたった。
複数のキャンパスに分かれている当大学は、それぞれに必要な支援が違っていて、取り組みも多様でとても興味をひかれるものであった。
特に、「最初は、アルバイトをする時間が限られている理数系学生にとっては、学内で仕事をすることが出来る。というメリットがあり協力者になったが、やってみると、生の研究者の業務に携わることができ、研究者を目指すものとしては、とても良い勉強になった。また、将来自分が子供を持つというイメージが全く想像出来なかったが、とても参考になった。」という支援事業協力者である男性大学生の話が心に残った。
さらに「基調講演」では、科学技術振興機構男女共同参画主監・日本女子大学名誉教授の小舘香椎子先生から「女性研究者支援事業の意義と事業終了後の継続について」貴重なお話を聞く機会を得た。
今回の文科省「女性研究者支援モデル育成」は、まず各職場が支援をスタートするきっかけを作ったにすぎないがかなり強い味方であった。(採択校と採択校以外では、男女共同参画に向けた取り組みにかなりの差が出ている)女性研究者支援の本番は、その文科省支援の終了後どのように地力で継続していくか?である。それには、トップがしっかりと継続の意志を持ちそれを常に表明することであるという言葉がありました。
当所においても、支援の基盤は出来つつあり、結婚・出産による退職者を出すことは少なくなったと思うが、この文科省「女性研究者支援モデル育成」をステップとして、さらに支援を受けた者が退職までしっかりやり甲斐を持って業務を続けていける環境を整備していく必要を強く感じてシンポジウム会場を後にしました。

 

東北支所・庶務課長補佐 高橋 公子 : 記

 

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