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更新日:2016年1月29日

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第9回東北大学男女共同参画シンポジウム

テーマ:「男女共同参画政策と大学の使命」

 日時  2010年12月19日(日曜日)13時00分-16時30分
 場所  東北大学片平キャンパス
 主催  東北大学・東北大学男女共同参画委員会
参加者 中北 理・ 林 雅秀・ 高橋 公子 

 

  参加報告

東北大学が主催するシンポジウム「男女共同参画政策と大学の使命」に参加した。今回で9回目とのこと。

東北大学は大正2年、日本で初めて女子の入学を認めたそうで、その時の沢柳初代総長を記念して沢柳賞を設けている。

第1部はその授賞式と講演があった。第2部はパネルディスカッションで、内閣府の担当局長、首都大学、東北大学、東京大学、日本大学から報告や提言があった。

全体的には、大学によって女性研究者の比率が低迷していることや、大学間の取り組みの温度差などが示された。中でも日本大学は全学的に積極的に実績を上げていることが報告され参考になった。ただ、今回は大学における取り組みの実態であり、森林総研のような省庁傘下の研究所で、かつ全国に支所を有する職場においては、そのまま適用することも難しいのではとも感じた。

いずれにせよ、一人でも多くの職員がこの課題について議論し、互いに意見交換する場に接することが重要ではないかと、考えさせられるシンポジウムであった。

女性研究者は出産や育児によって時間を奪われてしまうため,現在のように業績主義によって採用を決めるやり方では,なかなか採用が増えないことを再認識した。しかし,業績主義の採用基準を改めることは大変難しいように思われる。そのため,出産や育児の負担を,女性研究者の周辺に存在する人や社会が分担していくことが必要ではないかと考えさせられた。

東北支所・産学官連携推進調整監 中北 理 : 記

 

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