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更新日:2016年3月3日

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神戸大学神戸キャリアアップカフェ2011

テーマ:「女性研究者のキャリアアップを目指して」

 日時  2011年5月31日(火曜日)15時10分-17時10 分
 場所  神戸大学瀧川記念学術交流会館大会議室
 主催  神戸大学男女共同参画推進室
参加・発表者 太田 祐子

 

参加報告

5月31日に開催された神戸大学キャリアアップカフェにて「森林総合研究所の男女共同参画の取り組みと女性研究者」について発表して参りました。
今回の発表にご協力くださった皆様に心からお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
神戸大学は平成19年度からJST「女性研究者支援モデル育成」事業、平成22年度から「女性研究者養成システム改革加速」事業に採択され男女共同参画事業を積極的に推進している大学です。内部だけではなく外部の人材を活用するユニークなメンター制度、委員会などの仕事を免除するかわりにエフォートに応じた給料を支給する常勤パート研究職制度、女性教員採用部局に1名の助教採用というインセンティブを付与する思い切った女性教員採用制度などで知られています。
農学研究科教授の黒田慶子さんのご講演は「自分の存在を周囲にどう伝えるか」でした。
黒田先生は、昨年森林総研から神戸大学に転出されました。森林総合研究所初であり唯一の管理職でした。研究だけでなく何事にも常に前向きで真摯に取り組む黒田さんは、昔も今も私たちのよきロールモデルであり、頼りになるメンターです。
これまで乗り越えられた様々な困難について緻密な分析を行い、それに基づいてポジティブな対処法、アドバイスをご提示いただきました。
自分の置かれた状況を冷静に分析し、負のエネルギーをポジティブなよりアクティブな正のエネルギーに変換してしまう「変換装置」、自分の中にも是非1台持ちたいとおもいます。(黒田さんのは超高性能な変換装置ですね!)
今回の森林総研の発表の中では、森林総研の女性研究者について、ライフ面はもちろん研究面でのご活躍(ご主人共々のご活躍)もアピールしてまいりました。のびのびとご活躍する様子を伝えることができたかと思っております。
懇親会では、退職後のフェロー、現役教授から育成研究員まで幅広い年代の女性が集まりました。長距離別居、子育てなど抱える課題は共通でした。講義や学生の育成についていろいろな工夫を凝らしている話などは、教育業務がない独法研究者の私にとってはたいへん新鮮で、考えさせられました。前向きで明るくしなやかな女性研究者が、ここにもたくさんいました。
神戸大学でこのような機会を与えてくださった関係者の皆様、お声をかけてくださった黒田慶子先生に心からお礼申し上げます。

 男女共同参画室 太田祐子 : 記

 

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