ダイバーシティ推進室 > シンポジウム・セミナー参加報告 > 2015年度シンポジウム・セミナー参加報告 > 理化学研究所介護に関する研修会2015参加報告
更新日:2017年4月13日
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日時 | 2015年11月5日(木曜日) |
場所 |
理化学研究所(埼玉県和光市) |
主催 | 理化学研究所 |
参加者 | 矢崎 健一 |
講師 : 諸橋 泰樹 氏(フェリス女学院大学教授)
もし、たった一人で老いた親を介護することになったら、どうしますか?
諸橋泰樹さん(フェリス女学院大学教授)は、50代の時、40年間共に暮らした母を看取りました。難病で倒れ、人工呼吸器をつけた母の、度重なる転院や病状の悪化、認知症の進行に疲弊していった諸橋さん。
ですが、幾度もの病状の悪化を体験して「これで会えるのが最期かもしれないから、後悔しないようにしたい」という誓いをたて、出来る限り母に寄り添いました。仕事柄自由な時間を自分で作れたことも幸い、昼食事に抜け出して食事を介助し、また仕事に戻る、とわずかな時間を活用しました。
講演の中では、実体験に基づき、初めての入院や介護での驚き、医療と介護の連携の不足、事前の準備の大事さ(お金、時間、人脈、そして心構え)、などをご紹介くださいました。
母の最期は出張先で知らされた諸橋さんでしたが、介護生活の中で立てた誓いのおかげで、穏やかに受け入れられたとのことでした。
植物生態領域 樹木生態研究室 矢崎 健一: 記
※諸橋さんの記事はこちらで読む事ができます。
【 読売新聞医療サイトyomiDr 】.
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=57068(外部サイトへリンク)
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