ダイバーシティ推進室 > 知る > 外部機関でのシンポジウム・セミナー > 平成29年度つくば男・女(みんな)のつどい2017参加報告
更新日:2017年12月4日
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つくば市内の男女共同参画推進団体による活動状況紹介では、各団体が男女共同参画への取り組みを40秒ずつステージ上で紹介しました。安部ダイバーシティ推進室長が5つの研究教育機関(産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、森林研究・整備機構、農業・食品産業技術総合研究機構、筑波大学)を代表して活動を紹介しました。
開会式では、五十嵐立青つくば市長が挨拶をしました。子育ても街づくりも、“手伝う”、“参加する”という一歩引いた形ではなく、男性と女性、行政と市民がそれぞれ対等な立場で当事者となるべきものだと述べていました。
第12回男女共同参画推進標語「愛ことば」の最優秀賞には、『自分にも 人にもおくろう 優しい気持ち』が選ばれました。私、個人的には優秀賞(一般の部)の『伝え合い、認め合い、共に築く明るい未来』と、優秀賞(親子の部)の『わがやの食卓、ぼくのわたしの発表会』が気に入りました。
講演では、スリール株式会社代表取締役の堀江敦子氏が「自分らしいワーク&ライフを実現するまちづくり」と題して、スリールが手がけているワーク&ライフ・インターンプログラムについて紹介されました。堀江氏は、大学卒業後、大手IT企業である楽天に入社し、その後25歳で起業し、現在の会社を立ち上げました。ワーク&ライフ・インターンは、インターン生が子育て中の共働き家庭(ホストファミリー)にインターンし、保育園のお迎えから、ごはんの準備、遊び、お風呂…とリアルな子育てを体験し、ホストファミリーから子育てとそのキャリアとの両立について学ぶというものです。人材育成のプログラムとして大学、企業、行政から利用されており、第5回キャリア教育アワード優秀賞(経済産業省)を受賞しました。子育てとキャリアの両立に漠然としたネガティブなイメージを持っていたインターン生が、プログラム受講後に子育てとキャリアの両立に前向きになるなどの効果もあるそうです。起業してワーク&ライフ・インターンを始めたきっかけは、楽天の社員だったときに、若手社会人の子育てとキャリアの両立への無関心さに問題を感じ、子育てとキャリアの両立について当事者意識を持ってもらうことが必要と考えたことだそうです。男女共同参画の意識啓発のためには、セミナーなどの座学だけではなく、こういったプログラムを通して実際に体験するのも効果がありそうだと思いました。
その他、講演では、スリールが作成した仕事と子育て「両立不安白書」の紹介がありました。
http://ryoritsu-fuan.sourire-heart.com/pdf-dl.html
樹木分子遺伝研究領域 ストレス応答研究室 ダイバーシティ推進室(併任) 田原 恒 : 記
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