ダイバーシティ推進室 > 知る > ダイバーシティ推進セミナー > 第12回エンカレッジ推進セミナー 平成24年度労働衛生週間講演会
更新日:2017年3月9日
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このセミナーはTV会議にして支所等に中継し186名の参加があり、外部関係機関職員の参加もありました。
≪ポスター(PDF:236KB)≫
≪当日の資料(所内情報)≫
今年も男女共同参画室と職員課共催の講演会を開きました。
男女共同参画室が先に実施したアンケートにおいて、メンタルヘルスをテーマとしたセミナーへの要望が最も多かったことと、今年の労働衛生週間の実施要綱においても、メンタルヘルスの積極的推進を求められており、茨城産業保健推進センター主催の講演会で「聴くことの力を育てる」等をテーマに定期的に講演をされている永原先生に講演していただきました。
永原先生は、茨城キリスト教大学・茨城大学大学院講師を歴任され、また、現在、茨城産業保健推進センターのスーパーバイザー、筑波研究学園都市の研究機関等の産業カウンセラーもされています。
人は二通りのきき方をしていて、1つは「聞く」、もう1つは「聴く」だそうです。
「聞く」は、主に相手の話の内容をきくことです。一方、「聴く」は内容とともに相手の気持ちや感情も配慮して、「受けとめる」に力点が置かれるそうです。
聴く力をつけるには、まず聴いてもらう体験が何より大切とのことです。聴いてもらうことで、自分の内面を見つめ直し、自分にとって何が大切かに気づきます。
これがいわゆる「腑に落ちる」という状態で、腑に落ちると開放感を感じて自由になり、自分で自分のことを認めて、引き受け直すことができるそうです。このような体験をしてこそ、聴くことができるようになるとのことです。
カウンセラーでなくても、だれにでもカウンセラーマインド(聴く力)は元々あるそうです。
たとえば、小さな子供に対して何か問いかけるとき、事実だけでなくその子の思いも感じようとしています。誰もが自然とそうしていますが、それが聴くということだそうです。そういう普通の人々が、お互いに助け合いの気持ちで聴く、それがエンカレッジなのです。エンカレッジって大切な言葉ですとおっしゃっていました。
森林総合研究所の男女共同参画の取組は、「エンカレッジ」をキーワードに始まりました。
私は、「エンカレッジ」は困っている人を助けるという意味合いが強いように思っていました。そのため、「エンカレッジ」をキーワードに使っていると、男女共同参画が一人一人に関わる事だと思ってもらえないと感じていました。
しかし、今回のセミナーをきいてそうではないのだなと思いました。聴いてもらうと、聴く力がついて、他の人の話を聴くことができるようになります。他の人の話を聴いているうちに、聴いている人も自分を見つめ直して発見し、自分を受け止められます。
「エンカレッジ」とはお互いさまなのだと腑に落ちました。「情けは人のためならず」です。
男女共同参画室 古澤仁美: 記
社会問題となっているいじめをなくすにはどうすればよいかについて質問され、テレビ・携帯でなく面と向かって話す事、コミュニケーションの大切さについて、先生からお答えいただきました。
労働衛生週間によせて、職員課から取組について説明がありました。今年のスローガンは「心とからだの健康チェック、みんなで進める健康管理」です。
職員課課長補佐 森戸隆子
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