ダイバーシティ推進室 > 知る > ダイバーシティ推進セミナー > 第26回エンカレッジ推進セミナー開催報告
更新日:2018年7月17日
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≪ポスター(PDF:686KB)≫ |
フラリ~マン。うらやましいような、うらやましくないような響きですね。働き方改革によって、定時退社を言い渡されたサラリーマンが仕事の後、行き場なくふらふらしていることを表します。「家に帰っても居場所がない」と。大切な家族と心地よい時間を過ごすためには、一にも二にもコミュニケーションでしょう。
今回の講師である宮原氏はこう言います。「信頼とコミュニケーション」仕事効率化の両輪である。そして、夫婦間でも同じだと。。
実はこの言葉、東レの取締役を務めた佐々木常夫氏の言葉です。
佐々木氏のプライベートは壮絶です。自閉症の長男、肝臓病とうつ病を患った妻(自殺未遂を3回)の世話。起床AM 5:30で3人の子供の弁当作り。会社はPM 6:00に退社。破たん会社の再建を担い、仕事にも全力投球。
残業・休出などの時間外労働が多かった社内に、仕事に対するスタンスをあらためるよう、7つの項目を記した文書が配布されました。そのうちの一つをご紹介しましょう。
「多くの残業を続ける結果、自分の健康を損ねたり、大切な家族とのコミュニケーション不足というマイナスが生じるリスクを考えないことに想像力の欠如を感ずる。」厳しい言葉ですね。
さて、ワークライフバランスを保ち、多様な人材が活躍できる職場を作るために、私たちに何ができるか考えてみましょう。
ワークライフバランス:限られた時間で成果を創出する「サッカー型」勤務、つまり決められた時間内で成果を出す職員を評価する仕組みを整えることが重要だということです。現在、時間制約のない“ワーク・ワーク”(ワクワクではありませんよ!)職員もいずれライフステージの変化を迎え、育児や介護を抱える“ワーク・ライフ”職員になるかもしれません。組織の生産性と持続性に着目すると、サッカー型への働き方改革は“ワーク・ライフ”職員だけでなく“ワーク・ワーク”職員へもメリットをもたらすことを、一人一人が理解しましょう。
様々な人材が活躍できる職場づくり:育児、介護などで時間制約のある職員を含め様々な人材が活躍できる職場づくりには、大所高所からの組織マネージメントが重要です。職場の課題解決とともに、メンバーのライフプランの実現をはかることも必要になります。差し支えない範囲で、プライベート情報などを職場の仲間と共有しておき、各自が置かれている状況をお互い把握しておくことが必要でしょう。
「信頼とコミュニケーション」仕事効率化の両輪である。
フラリ~マンのあなた。忘れていませんか?夫婦間でもそうですよ。
野生動物研究領域 鳥獣生態研究室(ダイバーシティ推進室併任)永田 純子:記
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