ダイバーシティ推進室 > 知る > ダイバーシティ推進セミナー > 第37回ダイバーシティ推進セミナー開催報告
更新日:2021年11月19日
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11月2日の午後、本所大会議室+支所・育種場会議室+Web(Teamsの会議室)のトライブリッド開催で研究所等の風通しを良くすることをテーマにセミナーが行われた。今回は参加者がいくつかのグループに分かれディスカッションし、そこで取りまとめた意見をそれぞれ発表した。大会議室は2グループ12名、6カ所の支所・育種場会議室は計7グループ50名、Teamsの会議室は4グループ26名の参加があった。
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矢野理事の |
大会議室グループ1 |
大会議室グループ2 |
Teamsの会議室に |
セミナーの冒頭では、職員の多様性(ジェンダー、家庭、世代等)への理解不足、業務の効率の悪さ、意思決定の主体の特定の世代・性別への偏りなどについて違和感や意見を言う機会や言い易さについて、所内で実施した事前アンケート結果報告を行い、それを受けて各グループではその改善に向けての提案や現状の分析を中心にディスカッションを行った。グループそれぞれには1名のモデレーターが配され、ディスカッション内容の整理とそれを取りまとめた発表を行った。多くのグループはコミュニケーションの深化が森林総研をより良くする鍵になると考え、「いろいろな人と気軽に接することができる場所を設ける(たとえば喫煙者の喫煙所のように)」や「本所と支所では職員間の相互理解の深さが違うことから、その両方を経験することは重要だ」などの意見が出された。これらの意見に対して、菅野摂子先生から発想共有のツール利用、異業種間交流や、公共通報の活用などのアドバイスを頂いた。こうした意見やアドバイスは今後の機構運営やダイバーシティ推進に活かせる内容であった。
全体として冒頭の矢野理事、総括の浅野(中静)理事長それぞれの挨拶でも、いろんな職員の思いをすくい上げていくことへの重要さの指摘があった。「こんな職場がいいな」の思いは、現状の職員の一人一人の中にある。その一方、国の研究機関としての制約は、その設計から免れない。「いいな」を話し合う機会を設けたことは、要求とは異なる形で研究所に働く人それぞれによりフィットした形にしていこうとする意志の表れであり、本セミナーを開催したダイバーシティ推進活動の軌跡が反映されていると感じた。
森林昆虫研究領域(ダイバーシティ推進室併任) 加賀谷 悦子: 記
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発表グループ1 |
発表グループ2 |
発表グループ3 |
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Teamsグループの発表を聴く |
菅野先生による講評 |
浅野理事長の閉会挨拶 |
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