ダイバーシティ推進室 > 知る > ダイバーシティ推進セミナー > 令和5年度労働衛生週間講演会・第42回ダイバーシティ推進セミナー開催報告
更新日:2023年11月6日
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令和5年10月4日に、中央労働災害防止協会安全衛生エキスパートの松葉斉先生を講師に迎え、令和5年度 労働衛生週間講演会「メンタルヘルス研修~セルフケア編」を開催しました。当日は、森林総合研究所大会議室でのオンサイトに加えTV会議システムを使用しました。ここでは参加者の一人としてこのセミナーで学んだことを紹介します。冒頭の開会挨拶で、小林総務部長が「目に見えないストレスを見極めることで、ストレスに対処できるようになります。自分自身でストレスを受け流すのも大切ながら、ストレスが溜まらないよう周りの人に相談するのも大切です。このセミナーにより、個人のセルフケア、組織としてのラインケア、外部専門医によるサポートへの理解を学んでいただきたい」との期待を述べました。
講義はストレスの認識についての説明で始まりました。何気なくストレスと一まとめにしていますが、ストレスはストレスの原因となる刺激「ストレッサー」と、ストレッサーによる心身の不調「ストレス反応」に区別できます。ストレス反応に気づいたら症状が進んで病気になる前に早め早めに対処すること、ストレッサーを回避して適切な休養を取ることが大切です。
ストレスへの対処には、自分で対応、周りに相談、専門医に相談の三段階があり、そのそれぞれにおいて早めの対処が有効です。職場の産業医の先生に相談することで、必要に応じて外部の専門医に紹介してもらうことができます。
ストレッサーについては、「悩み」と「不安」を区別した対応と、「心の省エネ」についての説明がありました。具体的な悩みは一つ一つ解決策があるはずです。その一方、その時が来るまではっきりしない不安は、考えても仕方がないので忘れることが大切とのことです。心の省エネの基本は、(1)情報のインプットを止める、(2)楽しいことをする(でもアルコールは控えめに!)、(3)たくさん寝る(睡眠の質より量)の3点でした。これらにより、ものごとの捉え方をポジティブにするとともに、日常の生活リズムを整えることができそうです。
講義の最後は、ストレスを軽減するためのストレッチの実技でした。参加者は席についたまま、先生の言葉に従って、心を穏やかにして身体を捻ったり伸ばしたりしました。この実技はリラックスにとても有効で、身体を伸ばしながら少し寝てしまいました。
今回のセミナーでは、日頃から食事、運動、睡眠の時間を確保すること、ゆっくりくつろぐこと、気分転換のレクリエーション、そして困ったときは周りの人に相談できるようにしておくことが、ストレスへの対処として大切なことを学ぶことができました。
企画部国際戦略科(ダイバーシティ推進室併任)藤間剛:記
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小林総務部長開会あいさつ | 会場の様子 |
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