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更新日:2022年12月13日

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つながりプロジェクト-第2回-参加報告

川上和人さんに『伝え方のコツ』を聞いてみたい!に参加して

川上和人氏
川上和人 氏

  • 日時:2022年11月22日(火曜日)12時20分—13時
  • 場所:第会議室(Microsoft Teams併用)
  • 参加人数:会場:38名 Teams:16名
  • テーマ: 川上和人さんに『伝え方のコツ』を聞いてみたい!

なお、森林総研には、研究職員と研究支援職員(一般職員)との相互理解のために業務体験という取り組みがあります。今回はその一環として2名の研究職員につながりプロジェクトをお手伝いいただきました。以下はその報告です。

「カールの正しい食べ方」を実演してもらう

 

カールの食べ方11月22日の昼休みに開催された、『川上和人さんに「伝え方のコツ」を聞いてみたい!』に、研究支援業務体験(*1)の一環として、補助スタッフとして参加しました。
この企画は、昨年より職員有志が開催してきた「コーヒーブレイク企画」とダイバーシティ推進室の「つながりプロジェクト」との共催で、コーヒー片手に様々な部署や立場の方々と気軽に雑談する交流イベントとして開催されました。
今回のゲストの川上和人さんは、子ども科学電話相談をはじめ、テレビや雑誌など、多岐にわたるメディアで活躍されています。私の所属する野生動物研究領域の、偉大な先輩でもあります。さて、川上さんは、著書の中で「脳髄が麻痺するほどカールが好き」であることを公表しています。川上さん持参の明治カールとカール風の軽いお菓子しかし現在、残念なことに、カールは西日本でしか購入することができません。そこで今回、企画者側は、コーヒー、お茶に加え、関東で入手可能な「カールによく似たコーン菓子」を準備し、ゲストおよび参加者の皆様に食べていただくべく、コーン菓子を少量ずつ紙コップに入れて配布する準備を整えていました。もちろん紙コップに入れるときは手袋を着用するなど、コロナ対策も万全です。そしていよいよ昼休み。颯爽と登場した川上さんの手には、関東では買えないはずの、本家本元・明治の「カール」(チーズ味)がなんと2袋も! このような企画者・ゲスト双方の細やかな気遣いの結果、交流イベントは「カール」と「カールによく似たコーン菓子」を食べ比べながら、川上流「カールの正しい食べ方(*2)」を実演してもらうという、とても和やかなオープニングのもとで進んでいきました(写真1)。久々に食べたカール、懐かしい味がしました。
交流イベントでは、「子ども科学電話相談」に寄せられる、子供達の純粋かつ予測不可能な質問に対し、科学的にわかりやすく答えるための工夫や、多岐にわたるメディアでの情報発信における「伝え方」の心がけなどが、司会との軽妙なやり取りのなかで語られていきました。ここでコツを聞いたからといって、誰もが川上さんのように科学的かつユーモラスに対応できるか、というと、それはちょっと難しそうでした…が、日々のトレーニングが重要ということだったので、せめて「なぜなぜ期」の真っ最中にいる5歳の娘が毎日投げかけてくる多種多様な「なぜなぜ」に、自分なりの誠意をもって答え続けよう、と思う今日この頃でした。

(*1)研究職員と研究支援職員(一般職員)との相互理解のために行われている業務体験。令和4年度は、入所4年目までの研究職員が、研究支援職員の業務を体験することになっています。
(*2)袋を上から開けて、下から押し出していくと、手を汚すことなく、いつまでもカールを食べ続けることができます(写真2)。

野生動物研究領域 大橋春香:記

研究支援業務体験の一環で参加させていただきました

この度「コーヒーブレイク企画」との共催で開催された「つながりプロジェクト」に、令和4年度研究職員の研究支援業務体験の一環で参加させていただきました。
会場の前方にゲストの川上さん、司会・進行役としてコーヒーブレイク企画担当の石崎さん、ダイバーシティ推進室室長の永田さん、会場後方には、コーヒーなどの飲み物や、川上さんご持参の明治カールとカール風の軽いお菓子などが用意されました。
全体としては参加者が皆前を向くような講義形式のセッティングであったため、ゼミの形に近い「コーヒーブレイク企画」よりも、少し畏まった雰囲気でスタートしました。しかし、冒頭での正しいカールの食べ方(包装紙の底を内側に折り込んでいくと、某お菓子が泉のように湧き上がってくる)紹介に始まり、昔から話すのが上手だったのか、子ども科学電話相談の質問に対する回答の準備の仕方、なぜ赤い服を着るのか、執筆依頼を受けた時に考えることなど話題が尽きず、大変和やかに終了時間を迎えました。
全てをご報告できませんが、執筆する際に気を付けていることとして、真面目に正しいことだけを書いていると読んでいる方も退屈する、だから色々な(時には必要のないくらいの)例を挙げて、ただし例がなくても理解できるように書くようにしているというお話、また、子ども科学相談では、質問の背景にある思いを丁寧に聞きながら、聞き手の理解に合わせて答えられていることが印象的でした。
川上さんの本を未読の方には、まずは『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』を手にとっていただくことをおすすめします。長距離通勤が苦にならなくなり、伝え方の勉強もできて、鳥だけでなく色々な生物について楽しく学べること請け合いです。

構造利用研究領域 本山 友衣:記

当日の様子

川上さんと会場の様子 司会進行の様子 川上和人氏執筆本紹介_3
第2回つながりプロジェクト会場の様子 川上さんのお話の様子 執筆本紹介コーナーでの様子
研究支援研修参加の様子 川上和人氏執筆本紹介_2 川上和人氏執筆本紹介
研究支援業務体験の様子 多岐にわたる川上さんの執筆本の一部 お話しを聞きながら執筆本を手に取る

 

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