更新日:2022年10月18日

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「リケジョサイエンスフォーラム-2022-」参加報告

  • 日時:2022年8月10日(水曜日)13時00分~17時00分
  • 場所:オンライン開催
  • 主催: 筑波大学・つくば市
  • 参加者:女子中高生と保護者合わせて246名(同時視聴数)
  • 講師(発表順):中村祥子(森林総合研究所多摩森林科学園)髙木眞莉奈 氏(アサヒクオリティアンドイノベーションズ株式会社)、佐野幸恵 氏(筑波大学システム情報科)

筑波大学とつくば市の共催で8月10日に開催された「リケジョサイエンスフォーラム-2022-」に、女性研究者ロールモデルの講師として参加しました。
このプログラムは、ダイバーシティ推進の観点から、中学校・高等学校の女子生徒を対象に、「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」として、筑波大学のダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンターが運営の中心となって開催されています。理系分野の魅力的な研究内容や研究者を紹介し、理系を志す女子学生の裾野の拡大を目指しています。昨年度同様オンライン開催となった本年は、東京、茨城等を中心に、全国各地の女子中高生269名、保護者113名が参加申し込みし、当日の参加者は同時の最高視聴者数で246名に上りました。

プログラムは、1部:女性研究者による自身の研究や生活の紹介(ロールモデル紹介;各講師15分)、女子中高生と研究者が自由に対話するラウンドテーブルカフェ(30分×2セット)、2部:筑波大大学院生による研究室紹介により構成され、私は企業、大学の女性研究者とともに、1部に参加しました。ロールモデル紹介では、私の研究対象である訪花昆虫の魅力と、研究の方法や年間スケジュールについて、中高生が具体的に想像できるよう説明しました。ラウンドテーブルカフェでは、前述の発表をうけ、Zoomのチャット機能等を使った質問が切れ目なく届き、合計60分間があっという間に過ぎ去りました。質問は、理系に進んだきっかけ、研究による社会貢献や、やりがい、研究テーマの選び方、研究とプライベートの両立、野外調査の頻度、研究がうまくいかないときはどうするのかなど多岐にわたり、女子中高生が真剣に具体的に将来を考えている様子を感じました。将来にひろがる様々な可能性や選択肢に向け、コロナ禍でも生き生きと目を輝かせている中高生と対話ができたことは、私自身にとっても、研究へのモチベーションを新たにする良い経験となりました。
プログラム後のアンケートでは、理系へ進学したいと思う気持ちが強くなったとの回答が9割を超えたそうです。筑波大ダイバーシティ・アクセシビリティ・キャリアセンターによる開催報告とニュースレターは以下からご覧いただけます。
URL https://diversity.tsukuba.ac.jp/?p=23090(外部サイトへリンク)

多摩森林科学園主任研究員 中村祥子:記

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