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ホーム > 研究紹介 > 研究組織 > 森林資源管理研究グループ

更新日:2024年4月30日

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森林資源管理研究グループ

 

森林資源管理研究グループでは、温暖多⾬地域における森林経営や森林管理に関する以下のような研究を進めています。

  • 温暖多雨地域の固定試験地による森林資源の動態解析
  • 新たな森林資源モニタリング手法の開発
  • 地域や場所に応じた最適な森林管理手法の検討

収穫試験地の状況
(立木に直径測定位置を示す十字の印と番号がつけられています。)

立木の直径や高さを長期継続して調査するために、調査木が定められた試験地を設定しています。
森林総合研究所では、林野庁の各森林管理局と共同で、「収穫試験地」と呼ばれる試験地を継続調査しています。
当研究グループでは、スギ7箇所、ヒノキ10箇所で調査しています。これら試験地調査で得られたデータをもとに、森林の成長過程を把握し、森林資源の動態を解析しています。

小型ドローンで撮影した長期継続試験地の林況

ドローン(無人航空機)の空撮画像からの測量技術は、従来からの航空写真測量技術や航空レーザ測量とともに森林資源調査に対する有用な3次元リモートセンシング技術の一つとして広く認識されつつあります。
これらのリモートセンシング技術を応用して、長期継続調査を行っている試験地等を対象に、新たな森林資源モニタリング手法を開発しています。

雑草木のサイズ計測

スギと競争する雑草木のサイズ計測

スギやヒノキなどの人工林を管理していくためには、下刈りや除伐、間伐などの施業が必要です。
最終的な目標林型や地域、場所によって必要となる施業は異なります。幼齢林から高齢林までの多様な林分を調査し、様々な状況に応じた適切な森林管理手法を検討しています。

 

主なプロジェクト等(期間)

  • 管理優先度の高い森林の抽出と管理技術の開発(R3~R7)
  • With / Postナラ枯れ時代の広葉樹林管理戦略(R4~R6)
  • 雑草木の成長・再生速度の解明:林業における初期保育への応用(R4~R6)