データ処理の手順  −作業記録からマクロ処理まで−
森林総合研究所・北海道支所
データ処理はPhotoSurvey.xlsmを使って行います。
データの扱いは調査の準備段階から始まります。
調査の各段階でしっかりと作業記録を行うことが、確実に観測データを得るための大きなポイントです(参照)。
以下の手順で、データ処理を進めます。マクロの使い方についてはPhotoSurvey.xlsを参照してください。

調査前:作業記録シートを準備
  1)最新のPhotoSurvey.xlsmを用意します(参照)。
  2)データフォーマットを作成します(マクロ FormatManager を利用)。
  3)作成されたデータフォーマットから作業記録シートを選んで印刷します。

調査の各段階:作業記録シートに記録参照
  1)装置の準備段階では、装置の種類・設定・電圧などを確認し、記録します。
  2)装置の設置・中間チェック・回収時に稼働チェック撮影を行い、その時刻を記録します(参照)。
     補足) 中間チェック欄が不足する場合、マクロFormatManagerで追加できます。

調査後:データの入力・処理・チェック
  1.データ入力
   データフォーマットを構成する次の3枚のシートにデータを入力します。
   1)作業記録シート
      紙に記録した装置関連情報や作業内容を入力します(参照)。
   2)日出没データの準備シート
      日出没時刻データを準備します。方法はこのシートを参照してください。
   3)データシート
      原データ領域の日時欄・内容欄に撮影データを入力します(参照)。
       マクロInputHelperを利用してください。
        事前に以下の準備をします。
         1)地点ごと(フィルムからデジタル化された写真の場合はフィルムロールごと)に写真ファイルをフォルダに分ける。
         2)各写真フォルダから、checkin前やcheckout後の不要な写真ファイルを除く
         3)写真ファイル名が順番に並んでいない場合には、撮影順に連番形式で名前を書き換える
         この準備をしておけば、入力作業を効率的に進められます。
        入力要領
         フィルムからデジタル化された写真の場合、日時と内容を省略形(「日,時,分,内容」形式)で入力します。
         デジタル写真の場合、日時は自動的に入力されますので、内容のみ入力します。
       補足) 入力欄が不足する場合、マクロInputHelperは、入力欄を自動的に拡張するか、必要時に拡張オプションを示します。
          別途、マクロFormatManagerによる入力欄の拡張も可能です。

  2.データ処理
   1)マクロDataProcessorを利用し、データ処理を行います。
      撮影データの分類・集計・図化・地図化が行われ、処理データシートが作成されます。統一的な形式の名前でファイルが保存されます。
      データフォーマットは、データの入力・処理後、データファイルとなります。
   
  3.データチェック
   1)マクロDataProcessorが終了時に表示する指示にしたがいます(参照)。
   2)マクロCheckHelperを利用して、写真内容とデータの対応をチェックします。
   3)修正があれば、修正後、再度マクロDataProcessorを実行し、データ処理を行います。
      修正箇所については、処理結果を必ずチェックしてください。