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2012年6月8日掲載
発明の名称 | フラボノイド誘導体の抽出方法 |
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発明者及び所属 |
大村 和香子 (森林総研 木材改質研究領域)、大原 誠資(森林総研 研究コーディネータ)、 土居 修一(元 筑波大学教授)、青山 政和(北見工業大学教授) |
特許番号 | 特許第4947608号 |
特許年月日 | 平成24年3月16日 |
特許概要 | 樹木は種類によって異なる特徴的な成分を有していて、シロアリが嫌がる‘におい’や‘味’がする成分が多く知られています。我々はカラマツ材に多く存在するタキシフォリンなどのフラボノイド類とその誘導体が、シロアリの摂食を抑制する効果を持つことを確認するとともに、抽出する温度や溶媒を工夫することで、それらの成分を安価かつ効率的、選択的に抽出する方法を開発しました。本法で得られるフラボノイド誘導体は、例えばゼオライトなどの鉱物に担持させて、シロアリの行動を化学的にも物理的にも阻止する材料として利用することができます。なお本特許は(株)コシイプレザービングとの共同出願です。 |
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