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高尾駅の近辺は、町でも見られるスズメやカラス、ムクドリ、ドバトなどですが、駅から徒歩10分の園内に入ってくると、樹木が豊富にあって、鳥の種類も変わってきます。野鳥は夏鳥、冬鳥、留鳥など、季節によって見られる種類が違います。2010-2011年の調査とその後の観察から、パンフレット「多摩森林科学園の野鳥ガイド」を作りました。年間で62種の名前があがっています。もっといるかもしれませんが、とりあえず確認できた種類のみをあげています。「多摩森林科学園の野鳥ガイド」は「森の科学館」の中に置いてありますので、どうぞご自由にお取り下さい。 園内にはところどころに「野鳥観察ポイント」の看板があります。鳥が見られそうなところに置いているつもりですが、池に浮かんでゆっくり餌をついばむハクチョウやカモと違って、山の鳥はいろいろな場所を自由に活発に動き回るものですから、必ず見られるというわけにもいきません。ちらっと見ただけでは何という鳥かもわからないことが多いものです。また、姿が見えず、声が聞こえるだけの場合もあります。初心者の方は、どなたか鳥をよく知っているご友人といっしょにおいでになるのが確実と思います。「森の案内人」も、鳥に気づいた時にはお知らせ出来ますが、植物の解説などをお話しながら歩いていると、人が来るのに気づいて鳥が逃げていってしまうことが多いので「森の案内人」のガイドツアーは野鳥の観察には不向きかもしれません。野鳥の観察は秋から冬がおすすめだと思います。夏よりも冬のほうが見られる鳥の種類がやや多いということもありますし、冬は落葉樹の葉が落ちてしまうので、枝にとまった鳥を見つけやすいということもあります。双眼鏡とポケット図鑑は持参されたほうがよいでしょう。最初は何という鳥なのかよくわからなくても、またなかなか見つけられなくても、ひとつずつわかるようになってくると、野鳥の観察はとても楽しいものです。 |
野鳥ガイド |
野鳥観察ポイント |
キビタキ幼鳥 |
キビタキ幼鳥 |
ヤマドリ
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カワセミ雌 |
エナガ
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コゲラ
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ミヤマホオジロ |
ウソ |
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